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【銀ヨタレストア編】
2012年2月1日~2013年3月9日

01)ヨタヨタヨタ。

2012年も既に1ヶ月経過し、今日から2月突入。
大寒も過ぎて、少しずつ暖かくなってくるだろうと思いながらも、週間予報ではまだ-15℃以下・・・。
私の所は雪はあまり降らないのですが、全国的には異常な天候で、別世界のような光景。
寒いぐらいで済んでいるこの辺りはまだ良いほうなのかもしれませんね。

雪かきや車での外出には本当に気をつけて過ごしてください。


さて、近頃の状況ですが、本業の方は例年並で一波越えたかなというところです。
一方レストアの方はと言いますと・・・・。

1328089650.JPG

以前から予定されていた、レストア車両が控えています。
いずれも遠方からのお客様です。
規模が規模なので、予定が少し混み合ってしまい、こうして並行して作業していかなくてはならない状況になってしまいました。
もちろんボディワークは各々進めなくてはなりませんが、ボルトオンや小間物は並行して進める方が作業は進みます。

フッカフッカフッカ・・・パ・・・パ・・パッパタパタパタタタと。
一発でした。
最初は少しガスっぽかったのですが、徐々に安定して調子は良さそうです。


ひとまず、エンジンのO/Hまでは必要無さそうなので、安心して縁切りできます。

いずれにしても納期がありますし、お待ちいただいているレストアへも早く対応出来るように頑張って進めたいと思います。


冬場とは言え、そろそろ作業に取り掛からないと・・・・・ケツに火が点きかかってます(汗。

2012/02/01 (Wed)


02)レストア開始!

気づけば2月後半。
レストアを開始しなくてはと思いつつも、時期が時期ですので回転の早い本業を優先せざるを得ない状況でした。
こういう時は毎度、『レストアを始めると本業が忙しくなる』というジンクスも感じたりします。
だからと言って、手掛けれませんといつまでも言っているわけにはいきませんしねぇ。
ひとまず狭い工場に半ば強引に鎮座させると、現状確認出来る程度の分解までは進みました!

ネタのストックも出来たのでUPしていこうと思います。
ゆっくり小出しですけど(笑。

1329819728.JPG

かなり車体番号の若い前期型です。
15年程前、購入時に分解してレストアしてあります。
パッと見大きな腐食もないので全体的にスッキリしていますし、大事に乗られている1台ですよねぇ。

1329819729.JPG

エンジンルームも・・・・馴染んでいて自然な感じですよね(笑。

正直、第一印象はまだ手掛けなくても良いんじゃないだろうかと思ってしまいましたが、そこは日々手入れしているオーナー様。パッと見の私以上に気がかりな部分も多々あるのです。
ご要望に応えられるように頑張って仕上げたいと思います。

2012/02/21 (Tue)


03)各部分解

またしても暫く時間が空いてしまいました。
レストアもボツボツとは進んでいるのですが、本業ばかりで私の気持ちに余裕が無く、更新まで至りませんでした。

さすがに催促され出した昨今です。。。。。


さてさて、レストア中のヨタハチは定位置に収まり、付属品の取り外しが進んでいます。

1331784761.JPG

分解時の一番華やかなシーン(笑。
ホントシンプルですよねぇ。1時間ぐらいで降ろせてしまいます。

その他、エンジンルームの配線配管を取り外し、

1331785832.JPG

室内のワイヤーハーネスやメーター廻り、諸々の付属品を外していきます。

分解してみると防振シートもきちんと張り替えられていたり、全体的に綺麗な仕事をされた後が見られます。

更に分解は進みウマかって足回りを取り外しドンガラに。

次回、カーベキューセットになります。

2012/03/15 (Thu)


04)カーベキュー

ヨタハチを横目に気にしながら本業ばかりしていました。
ブログを見に来てくれている方々には、さっぱり更新されないし、一体レストアの方はどうなっているのか気になるところですよねぇ。

残念ながら思った以上に進んでいません。。。。

しかし、本業も少しずつ落ち着きだしてきてようやくレストアムードになりつつある工場内。

1333098454.JPG

マスクを外して、カーベキューにセット。
ついに本腰を入れて作業できる体勢になりました。
いつもの見慣れた光景ですがセットした時はいつもテンション上がります。

セットした時は・・・・・ね(笑。

1333098455.JPG

腹の下もよーく確認できます。
アンダーコートに覆われたその下の状態は・・・・?


これからが本当の分解の始まりです。

一日でも早く着地出来るように私も一緒に頑張って作業したいと思います!

2012/03/30 (Fri)


05)フロアの状態

工場のストーブもフル稼働しなくなってきた最近。
庭の福寿草が春の到来を感じさせましたが、数日前の大雪。。。
毎年、ゴールデンウィーク頃までは気が抜けませんが、最後の雪になって欲しいものです。

さっさとレストア熱で溶かしてしまいましょう(笑!

1333704033.JPG

フロアのアンダーコートとコーキングの厚い外皮の下側。
一見綺麗でも何となくスッキリ見えなかったのはこの為でした。

当然と言えば当然の状態です。

車体の下に潜ってこの部分を補修するのは大変な作業です。
なので、コーキングとアンダーコートで埋めたくなる気持ちもよ~~~く解かります。
ただ、根本の原因を直さなくては、更に傷口は広がってしまうので、きちんとパネルを張り替える必要があります。

そこにフロアパネルがあれば心配なく作業を進められるのです!

はい、宣伝です(笑。


しかし、今回のフロア切断には非常に時間がかかってしまいました。

その辺りを次回UPしたいと思います。



続く。

2012/04/06 (Fri)


06)ァフロアフロアフロァ

変なタイトルですが場所によっては3枚なのです。
それは後ほど(笑。

すっかり春の陽気になり、何となく心ウキウキしています。
何があるわけでもないのですがねぇ(笑。

多々難問もありますが気分にまかせてレストアも全開で進んでいます。

1334135755.JPG

全開の状態からもう少し剥離を進めてみると。。。。
パッチワーク発見(笑。
少し残念な当て方です。
おおよその形に作って貼ればアンダーコートを分厚くせずとも、そう目立たなく仕上がる筈なのですがねぇ。

1334135756.JPG

スポットのミミを残していつものようにフロアをカット。。。。
いつもでしたら向こう側がスッキリ見えるのですが、視界0(汗。
上から1枚当ててあるようです。
室内側のリブが見えなかったので少し不安ではあったのです。
さほど深く考えずにいましたが、これは厄介です・・・・。

レストアに限った事ではなく、今時の車両に言える事ですが、過修もある程度忠実にされていれば後の作業時でも車体への負荷は大きく減らせます。


当店オリジナルのフロアパネルは車体にやさしいです!

しつこいってね・・・(爆。



続く。

2012/04/11 (Wed)


07)ダイジェスト

UPするペースがすっかり落ちてしまいました。
更新せずとも作業はどんどん進んでいるので、画像の枚数を増やして追いかけねば。

1334825979.JPG

とにかく重ね張りしたフロアを大雑把にサンダーでカット。
ようやく向こう側が見えました。

残った部分は地道に手工具で出来る限り元の車体側を痛めないように溶接部分を削って取り除いていきます。

1334825980.JPG

トーションバーカバー辺りの溶接を摩って張った鉄板を剥がしてみるとこのような状態でした。
カバーを兼ねての処置かと思うのですが。。。。
そんなに大きく蓋しなくても(苦笑。

1334825981.JPG

だっ・・断熱材?!

足元冷えないように?!

何の為の断熱材なのか。。。全く解かりません。

1334826004.JPG

アウターを捲って確認。
アウターは当然ながらやはりインナー側も腐食で穴が開いています。

1334826005.JPG

リアフェンダーロア部分。
穴が開いていた部分にパッチを当てた後がみられます。

ホイールハウスロア部分も腐食がかなり進行しているので、時間の問題だったかもしれません。

私自身、外見上の綺麗さからこのような状態になっている事はあまり想像出来なかったのですが、ふと冷静に考えてみると、ごくごく当たり前の状態なのかもしれません。

現行車でも最初の車検の頃には既にボディに浮き錆があったりするぐらいですから、40年以上前のヨタハチがこの程度で済んでいるのは良い方なのかもしれません。

塗装してしまえば当面は綺麗なのです。

しかし、経年後を考えると・・・・・・

やはり下地からなのです。



続く。

2012/04/19 (Thu)


08)左フロア接合への道

久々の更新。
近頃は本業ばかりでした。
連休となると車を使う用事が増えますので、作業する側でもお客様に納車したい一心です。
無事、連休前予定の仕事も先ほど終わり、安心して連休に突入できそうです。


っと、その前にブログの更新(笑。

1335938463.JPG

パーテンションと左サイド部分。
共にロア部の腐食があったため部分張替です。
Rrフェンダーロア部分は張替履歴があったので、カット。
雑然とした向こう側が写ってしまいます(笑。

1335938464.JPG

ダッシュロア部分、フロア(トンネル側)、フロアメンバーの腐食部分をカットし、新規張替。

これでフロアパネル取付の準備完了です。

1335938491.JPG

画像では珍しい(?)社長の作業風景!
たまには登場してもらわないとねぇ。
日々元気に頑張っています(爆。
カーベキューで車体を斜めにすることにより、スポット溶接もやり易い体勢。
フロア内側の接合は、スポット溶接とMIG溶接を併用します。

1335938492.JPG

接合完了!
周辺部分が決まれば、フロアは多少の調整で済むので意外と楽です。
そして目に見えて、進んだように思えるので気持ち良いものです。

あ。 Rrのタイヤハウスインナーロア部分も張り替えてあります。


いつの間に・・・(笑。



続く。

2012/05/02 (Wed)


09)ロッカーインナー

連休明けて、早くも一週間ですねぇ。
本業も部品が揃ってきてフル稼働しています。

しかし5月だっていうのに寒い一日です。
天気予報で雪マーク出ちゃってますし・・・・・。
北海道の短い夏が更に短く(泣。

天気の愚痴を言っていても仕方ないので、早速いってみましょ!

1336731668.JPG

フロアが取り付き、周辺部分も出来上がったところでロッカーインナーの取付になります。
スポット溶接する辺りにシーラーを塗布。

1336731669.JPG

接合。
前後の長さで位置が決まりますので、立て付けの調整は簡単です。
概ね良い位置で、数箇所仮止めしてスポット溶接していきます。

下側はフロア、ロッカーアウターと一緒に接合するので、修理箇所の仮溶接でOKです。

うーん。
ようやく地味な周辺張替作業の成果が見え出してきました(笑。


アウター編へと続く。

2012/05/11 (Fri)


10)ロッカーアウター

5月の連休明けから少し立て込んでいて更新が遅くなってしまいました。
そして、社長も持病の腰痛で10日ぐらい休養していたので、ちょっと作業も遅れていました。

1338960636.JPG

ロッカーアウター。
金型製作品は完売してしまいましたので、今回からは新規製作。
形状の都合上、3分割。
意地でもガスは使いたくないので(笑。
この段階で内側にも防錆剤を塗布して、プライマーで仕上げます。

1338960637.JPG

ドアを取り付け、フェンダーを取り付け全体的な立て付けを微調整しながら、位置が決まったところで、タッピングスクリューで部分的に仮止めしてスポット溶接していき、完了。

1338960638.JPG

そして、カウルサイドの泣き所もカットし張替です。
ここは構造上、腐食し易い部分ですよねぇ。

Frウインドフレームのビス穴から防錆剤を流し込んであげると塗布されるので、1年に1回ぐらいメンテしてあげてくると良いですよ。

そろそろイベントが増えてくる時期。
我が家のヨタハチもそろそろ車検取得しなくては~!

2012/06/06 (Wed)


番外編)パブリカ

今回はレストアじゃぁないのですが。
先日、知人から電話があり、パブリカを譲っていただくことになりました。

1339059617.JPG

じゃーん(笑!
1年ほど前にざっと外装だけ全塗装したようです。
ちなみに元色はねずみ色。
Rrフェンダーの後下部は上から一枚当ててあるようですが、ロッカーのみみ等をみてもスポット跡もちゃんと残っていますし、致命的な浮き錆もなかったりします。

メーター積算距離は1万キロ程ほど。当時の路面状況を考えると、1周しているのかどうか。
エンジンもかかりアイドリングも概ね順調。
ホワイトリボンのタイヤが当時の状態を維持している証拠かもしれません。

43年に登録して50年に抹消。
それからずっと車庫保管していたようなので、全体的には良いのかもしれないとウキウキしちゃいました。


腰を痛めていても、まだまだ熱は冷めていないようです(爆。

2012/06/07 (Thu)


11)Rrフェンダー編

更新への意欲絶好調(笑!
ちょっと仕事も落ち着いてきたので、作業に追いつけるようにピッチを上げていかなくちゃ!

左側のフロアとサイド部分が終わり、片側の作業も大雑把に終わった感があって。
大きな部分が終わると山を越えた気分になっちゃいますが、まだRrフェンダーが残ってます。
まだまだ気を抜かず頑張りますよー!

1339495247.JPG

Rrフェンダータイヤハウス後ろ側。
タイヤハウスインナー、フロアサイド部分の腐食。
定番の作業なので特に考えることも無くカットしちゃいます。

原型を崩さないようにカットしてそれをトレースして製作します。

1339495248.JPG

フロアサイドの張替周辺部分は表面的な錆ですので、少し削って防錆でOK。

しっかし、ヨタハチの各部のリブのサイズって微妙に違うんですよねぇ。
リブ打ちジグもどんどん増えていってます(汗。

この辺りは腐食して当然の部分。
作業性も比較的良いのでさほど苦労せず終わったのですが、、、、、

この時、後に大変ショッキングな部分を発見する事をまだ社長は知りませんでした・・・・・。



続く(笑。

2012/06/12 (Tue)


12)Rrホイールハウス

ショッキングな事・・・って程かどうか・・・。
今更ちょっと過度に引っ張ったような気がして、罪悪感を感じています(笑。


Rrホイールアーチ部分です。
Rrフェンダー前端、後端部分は何気なく張り替えたまでは良かったのですが・・・。

1339670427.JPG

アーチ部分には表面から部分的に数箇所ステンパッチが当っていて、ちょっと不安を感じていましたが、カットもひたすら追いかける事に。
ついにここまでのカットになってしまいました(汗。

インナーとの隙間が狭いので、膿みやすいのでしょうね。

1339670428.JPG

カット部分裏側の状態。
インナーのなぞるように満遍なく腐食しています。
もちろんこの原型を元に製作する事になりますので、こんな状態でも丁寧に扱います。

1339670429.JPG

膨らみの強いアーチ、加えて曲面。
さすがに分割せざるを得ないため、製作には時間がかかりました。
接合時も、溶接の熱による歪みに気をつけながら、点付けしながら時間をかけて・・・何とか歪みも最小限で仕上がりました。

最後に大仕事が待っていましたね。
レストアとはいつも驚かされます。


次回からは右側編になります。

2012/06/14 (Thu)


番外編)車検取得!

先日、ついに!

ついに!!

ついに!!!

車検取得しました!!!!

1339755606.JPG

ちょうどmupさんが遊びに来ていたので、一緒にパチリ。
希望ナンバーにしてしまいました(笑。
やっぱりナンバー取得するとテンションあがりますねー。

1339755607.JPG

こんな嬉しいプレゼントも頂いてしまいました(照。
テンションの上がりっぷりが想像できるかと思います(笑。

1339755608.JPG

仕上げにコーティング。

うーーーん。
社長は早速出かけたい様子(笑。

イベントの準備が完了したので、後は仕事に専念しましょー!



ちょっとした息抜きでした。

2012/06/15 (Fri)


13)右側の状況

ヨタハチレストアの記事に戻って。

今回からやっと、右側の作業になります。
左側とおおよその状況が同じなので、作業風景にメリハリがないかもしれませんが。
進捗をお伝えする意味でも、都度UPしていきます。

1340098930.JPG

ビフォーアフターですね。
左側同様に、右側フロアも3層構造(汗。
この辺りの不要な加修部分を車体に負荷をかけないように排除しなくてはならない為、時間がかかってしまいます。

1340098929.JPG

何となく剥がれてきましたが、苦労の痕が見え隠れしています。
フロアクロスメンバーも部分的に張替なくてはならないですね。

ダッシュロア部分・・・どうしましょ(汗。

1340098928.JPG

ロッカーパネル前端部。
中空部分はやはりザクザクしています。
この辺りも左側と一緒で、周辺部分から攻めてから取替になります。
左側で何となく慣れているので、少し時間の短縮が可能かと思っています。

しかし、、、、
正直、今回は侮っていました。
加修処理の手間に思いのほか時間がかかってしまいました。
実作業は右側が終わろうとしていますが、それでも大幅に遅れています。
当初の予定ではそろそろ塗装をと思っていたので、実はかなりショックだったりしてます。

巻き返せるよう作業も更新も頑張ります!!

2012/06/19 (Tue)


14)右ダッシュロア

この頃、少し真面目に更新しているためか徐々にアクセスが戻ってきたような気がします。
書いている本人は何だか記事として成り立っているのかと時々不安に感じているのですが、こうして見に来ていただけている事に感謝して、原動力に変えています。

それと、最近旧車のお客様のご来店が増えました。
やはりシーズンということで、ブログを通じて来てくれる方、知り合いを伝って来てくれる方のお話に社長も再燃しつつあります(笑。

その熱に便乗し作業風景も張り切っていきましょー!

1340179740.JPG

フロア張替の前作業としてダッシュロア部分の張替があります。
左側同様に、腐食部分をカットします。
左側と形状が違っていて3分割で構成されています。

よって製作も3つ。

1340179741.JPG

内側のパネルにリブを打ち溶接。
その後、中央のパネルにリブを3本打ち、曲げ加工。
そして外側のパネルをロッカーインナーに合うように曲げ加工。
位置関係を確認しつつ、車体側へ仮止めしていき、良い所で3枚をスポットで接合。
その後、車体側への溶接で完了です。

さすがに一日作業ではありませんでしたが、この辺りも触りなれているお陰で順調に進みました。

2012/06/20 (Wed)


15)右フロア

暑いですねぇ。
雲ひとつ無い晴天です。
夏らしい日になってきて気持ち良く仕事しています。
乾燥時間も短縮です。

さて、ヨタハチの進捗ですが、集中していたせいか画像が少し足りません(汗。

1340773188.JPG

右ダッシュロアの箱状の部分も製作し、トーションバーホールも接合。
周辺部分が終わると、ロッカーインナーとの立て付けを確認して良い位置でフロアも接合。
見た目としても作業としても一気に加速していきます。

1340773189.JPG

ここからロッカーパネルの接合準備。
カウルサイドの下部や周辺の腐食部分も修復していきます。

続く。

2012/06/27 (Wed)


16)右カウルサイド

先日、札幌から保険会社のアジャスターさんがみえました。
特に修理協定があったわけではないのですが、十勝方面のボデー屋さんを回るとの事。
近頃でしたら、保険修理のほとんどが画像伝送で修理協定しているので、電話口でしか接点がなく、お互いに顔がわからない状況なのです。
それを解消するべく、ご訪問されたようです。

アジャスターさんは私のところでは、レストアがメインで、その合間に一般修理をしていると感じたようです(汗。

いやいや、逆なんです(笑。
ごくごく普通の板金塗装工場なのです。


保険修理では中間画像がとても大切なので、とり忘れのないように・・・
と常に心掛けているのですが、集中してしまうと、ついつい忘れがちになります。
ロッカーパネル取付時の画像・・・・実はとり忘れています(汗。

すみません。。。。

作業工程は左側と全く同じなので反転してご想像を(笑。

1340961856.JPG

カウルサイドの三角の部分。
左側のように腐食による巣穴があったので切開するとこんな状態。

1340961857.JPG

切開した部分の裏側。
巣穴がこのぐらい開いてしまうと、中はこれぐらい進んでいます。
要注意です。
巣穴があかないうちにウインドフレームのビス穴から防錆剤を流し込んであげてください。

今回はいずれも部分張替します。

1340962022.JPG

元と同じように微妙な折れを作り接合して完了。

実はこの部分の型も作ってしまいました。
型も一緒でいいかと思ったのですが、やっぱり左右必要なんですよねぇ。

近頃いろんなジグが増えつつあります。



そんなわけで、次はRrフェンダーへと進んでいきまーす。

2012/06/29 (Fri)


17)Rrホイールハウス

暑いですねぇ。。。。
連日の暑さに少しバテ気味です。
乾物にならないように水分だけはしっかり取っているのですが、あっと言う間に汗に変わっているような気が。

そうは言っても暑くないと夏じゃないですよねー。

では張り切ってRrフェンダー編の作業画像を!

1341569605.JPG

右のホイールハウスもこのような状態。
腐食で穴があいた部分にステンパッチを当てて抑えられていましたが、このままじゃ時間の問題かと思います。

1341569607.JPG

アーチ部分カット。
裏側はこのように満遍なく腐食が進行しています。
これを元に形を作っていくので変形させないように丁寧に剥がします。

まぁスポットもマメに打ってますこと(笑。

1341569606.JPG

インナーの状態。
錆を突付くと巣穴が(汗。
左側よりこっち側の方が状態よろしくないですね・・・。
広範囲のため、やはりこの部分も張替なくてはならないです。

続く。

2012/07/06 (Fri)


18)Rrホイールハウス②

ヨタハチ、ちゃくちゃくと進んではいますが、思いのほか苦労していまして。
大雑把なボディワークは終わっているのですが、細かな部分の作業に時間を割いている状況。
度重なる加修部分の処理と、塗装や錆の剥離方法があまり良くないです。
角のかなりの部分が痩せてしまっているので、肉盛りしたり、張り替えたり。

その辺りは追々紹介するとして、今回は続きのRrフェンダーの張替です。

1342084590.JPG

インナーの腐食部分をカットして張替。
この部分、画像を見ても解かるようにアウターとの隙間が僅かです。
なので、砂や埃が入って湿気で膿んでしまえば両方とも一気に腐食が進行していくようです。
アウターに出てきた場合はこの辺りも疑う必要がありそうです。

1342084591.JPG

ホイールハウス部分の接合は出来る限り最小限の位置で。
あまり上側まで広げてしまうと、Rrフェンダーのスキンに接合時の歪みが生じてしまいます。
実際これだけの範囲でも少し歪みが出てしまいました。
両手が入って自由にハンマリングできる位置ではないので、歪みが出てしまった部分はスタッドで絞りながら均していきます。

鉄の性質上、熱による膨張は避けられないですので、接合範囲が広くなると絞り作業が伴ってきます。
慣れるまでなかなか難しいんですよねぇ。。

2012/07/12 (Thu)


19)Frフェンダー

お久しぶりです。
何となく、バタバタしていて更新のタイミングを逃していました。

ボディの張替が終わり、ようやくボルトオンの張替に突入です。

では早速!

1343380057.JPG

右Frフェンダー。
塗装をスクレイパーで剥がしていくと、張替の形跡を発見。
溶接部分にステン板張りつけと不思議な当て方しています。
余計に腐食をよぶと思うのですが・・・謎です(笑。

どの道、張り替えなくてはならないので、それ以上のことはあまり考えずにカット。

1343380058.JPG

理想はプレスライン下での接合なのですが、2回目、3回目となるとやはりこれぐらいの範囲になってしまいます。
とは言え、プレスライン下で繋げるようなフェンダーもなかなかお目にかかれませんよね。

1343380059.JPG

イングリッシュホイールで少しずつ丸みをつけ、徐々に形成していきます。
上下方向のみならず、前後方向にも僅かに丸みがあるので、ハンマリングだけではちょっと厳しかったかもしれません。

場所ばかり必要で時々しか使われないイングリッシュホイールも、無いと困る工具の一つになってしまいました。

ドアとロッカーパネルとの繋がりが重要な部分なので、車体にドアを取り付け、この部分を何度も当てながら現車合わせで作ることになります。

時々、製作依頼のある部分なのですが、周辺の加修が多い箇所で、張替による個体差が間違いなく出てきてしまうため、残念ながら提供できない部分なのです。

2012/07/27 (Fri)


20)左ドア

少し更新が滞っていますね。。
今月はもう少し頑張って作業画像をUPしようと思います。
そのための重要な8月1日!

早速いってみましょう!

1343815839.JPG

ドアの下側は都度ステンパッチを当てて凌いでいたようです。
しかし、腐食はドンドン広がり広範囲になってしまったので、今回はこのぐらいの部分をカットして張替える事にしました。

このピンク色は、、以前の塗装剥離時の粉。
防錆剤と一体化して固まっていました。

インナー部分の腐食が意外と進んでいなかったのもこの防錆剤のお陰だと思います。
かなり念入りに塗布されていました。

とは言え、このまま塗装の粉末を残して塞ぐわけにはいかないので、防錆剤ごと一度綺麗に洗浄。

1343815840.JPG

張替部分はフェンダーと同じように、前後上下方向へ僅かな丸みがあるので、イングリッシュホイールで伸ばしながら製作。


ドアを車体に固定して、ロッカーパネルとのチリを確認しながら良い位置で接合して完了です。

2012/08/01 (Wed)


21)右ドア

8月に入って1発目は意気揚々更新しましたけれど、またしても日にちが・・・。
お盆休み前に終わらせなくてはならない仕事がバタバタっと入ってきまして、そっちに集中していたため、ブログ管理がちょっと疎かに。。。。

期待されていた方、本当にごめんなさい。

しかし、もうこの後ろめたい気持ちももう限界!
今日こそ更新しようと寝起きと同時に決意した結果、無事こうして記事を書いています。
決めるって事は重要なな事ですね(笑。

さて、いってみましょー!

1344419602.JPG

左ドアの張替の流れにのって右ドアも張替作業にかかります。
連続した作業の方が率が上がります。

左側以上に腐食が進んでいて、アウターハンドルすぐ後ろ側まで部分的に張り替えた痕がありました。
今回はその範囲まで張替が必要です。

1344419603.JPG

まずは防錆剤と一体化した汚れを溶剤で洗い落とし現状確認。
インナーのミミ部分にも少し腐食があったので、部分的に張替えてました。
その後、アウターハンドル後ろの半端な部分のみを張ります。

1344419604.JPG

そして、大きな面積の部分を製作していきます。
イングリッシュホイールで前後上下へと緩やかに伸ばしながら形を整えていき・・・・
最後に曲げ機でプレスラインをつけて出来上がり。

溶接すると熱の影響で歪んでしまうので、接合後はハンマリングで均す必要があります。

2012/08/08 (Wed)


22)プライマーと立付け

お盆休み明けて数日経過し、順次修理車両の部品も揃いはじめて通常どおりのペースで作業しています。

暑さに逆らわず適度にウダウダしながら(笑)、程々に頑張っています。


UPしていない期間もレストアは進んでいるわけでして。

1345716436.JPG

プライマーを塗装しました。
長らくメタルカラーばかりを見ていただけに、下地塗装を施すだけで一気に作業が進んだような気がします。

新鮮です(笑。

1345716437.JPG

張替済みのフェンダーとドアを車体に仮止めしてラインの最終確認。
ドアに合せてRrフェンダーのプレスライン下の形状をパテで微調整していきます。

もう少し室内の作業が残っていますが、やっと脱カーベキューの雰囲気を感じられてきたかなー。
そうなると一日でも早く降ろしたくなっちゃいます(笑。

2012/08/23 (Thu)


23)サーフェーサー

言ってもしょうがないのですが・・・・暑い。。。
一日何回この言葉を口にしているか。
最初のうちは「会話の一声目に困らなくて良いのでは?」と軽く思っていましたが、いいかげんこのネタにつけられる変化にも限界を感じてきました(笑。

変化が尽きてくるほど続く猛暑日を利用して、サーフェーサー塗装!
無意識で節電出来ちゃいますね(笑。

1346406423.JPG

ボディ外装へサーフェーサーを塗布。
ルーフが繋がっていないのでFrウインドフレームの辺りとかが意外とマスキングしづらいんですよねぇ。
コロコロ車体を回しながらやり易い体勢で。

1346406424.JPG

Frフェンダーも塗布。
ドアやカウルトップとのチリを確認をした後、プライマー→パテ→サフェの順で下地を作っていきます。

1346406425.JPG

ドアとトランクリッドも同様の工程で下地作り。

単純に腐食修理と言っても、ある程度の工程を踏むため、時間がかかってしまいます。
下地作りが最終的に重要になってきますので、進みたい気持ちを抑えながら水面下の作業を進めています。

お!
天気予報によると明日は22℃じゃないですかーー!!!

嬉しすぎる(笑。

2012/08/31 (Fri)


24)室内

何だかバタバタと忙しく過ごしていた9月。
気づくともう後半なんですよねぇ。
ホント早い・・・。

近頃は本業ばかりで、今日も第四土曜日+祝日にも関わらず仕事しています(笑。

更新しないとなーと気になっていたのですが、全然気持ちにゆとりがなくて。
ブログって記事のネタ有無より続ける事が一番難しいなと改めて感じるこの頃。
そうは言っても、細々6年間も続けていますし、今更やめれませんよね(笑。


さてさて、今日は室内の状況です。

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下地の塗装を終えて、また少し雰囲気が変わってきました。
1層2層と下地を作っていく作業は地味ですが重要です。

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上塗りをかけると下地がどうなっているのかなんて解からないですし、実際にはあまり真剣に考える事すらないと思いますが。
段階的に作っていく下地の材料にも各々の効果があるのです。

時々、「そんな丁寧な事いいから、ちゃちゃっと色だけ飛んでればいいんだ」と言われる事もあります。
ですが、下地の効果というのは意地する上で本当に大事で、仕上がりと後の状態は大違いです。
若干の日数とコストの違いなので、きちんと下地から作るべきだと私は思っています。

2012/09/22 (Sat)


25)下地塗装

このままでは今月1回の更新で終わってしまう事に危機感を感じ慌てて更新中。

ここ数日でいっきに秋らしくなり、日中は気温15℃ぐらいしかありませんでした。
例年だったら来月末には雪降ったりしますからねぇ。
これぐらいで通常なのかもしれませんね。



さて。
ヨタハチですが、オーナー様とのお話でそろそろ色の話題が出てきました。
大雑把には決まっているので、あとは色あしとか一緒に煮詰めていきたいです。

作業は・・・・・・

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室内に続き、リアフロア付近も下地塗装。
これといって気になる腐食が無かったのは良い点ですが、リアフェンダー内側と、バックパネル内側のチッピング塗装がなかなか剥れなくて苦労しました。

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エンジンルームもこのように様変わり。
過去の剥離時に荒い番手で塗膜を削ったような痕がありました。
その際の削りムラで少し歪んでしまっています。
面出しで凹凸をとりきれるかちょっと心配。
配線クランプが数箇所折れていたので、その辺も付け直しです。
マスクが取り付く辺りはカーベキューから下ろした後に作業になります。

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腹下の下地塗装。
フロアは張り替えたから良いのですが、フロアから後ろ側のチッピング塗装がこれまた剥がれない剥がれない!
何度か上塗りされていて厚くなっていたので、正味2日かかりました。。。
まぁなんとかダイエットに成功です(笑!

この後、パネルの合わせ目にシーリングを入れていき、チッピング塗装します。

2012/09/26 (Wed)


26)下廻り塗装

朝晩の冷え込みが強くなってきて紅葉もぐっと進みそうな感じです。
あぁ・・・冬も近いのかぁ。
一年が過ぎる速さに今更ながら焦っています(汗。

焦ったところでどうこうなるわけではないのがレストア。
逸る気持ちを抑えつつ、地道に続けています。

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色のメリハリが出てきたところでようやく成果が出てきた気がします。
チッピング塗装を施し、下廻りの作業がようやく終わり。
これでカーベキューの出番は終了になります。

故障もなくいつも通りの良い働きに感謝です。

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チッピング塗装の肌は少し荒めの仕上げ。
あんまり荒くしすぎるのも返って白々しくなるので、パネルの質感が感じられる程度にしました。

さて。。。。。

どういう順序で降ろすんだっけなぁ。。。(汗

2012/10/10 (Wed)


27)着地

重なっていた週末に向けての納車も終わり、本業が少し楽になったので、昨日今日とヨタハチに力を注いでいました。

なかなか良い感じで作業が進んでいます。
少し停滞気味だったブログにもようやくネタ舞い込んで来ました(笑。

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まずは無事着地。
マウント、ディスマウントは何度もしている作業ですが、毎度間が空き過ぎるので、「さて・・どう降ろすんだっけ?」と暫し考えてしまいます。
自分用に取り扱い説明書作らないとダメかも(笑。

ここで失敗してしまうと今までの苦労が全て消えてしまうので、慎重に慎重に・・・・と言っても1時間かからないのですが、体感的にはかなりの時間。

これで、マスクの板金とFrフェンダーの先端部分の調整に移れます。

そして、
そろそろ塗装にも移れるので、塗装後の組付けをすぐに進められるように、準備。

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このホーシングのように、シャシ関連のパーツは、車検の度に重ね塗られるシャシブラックや泥汚れでコペコペになっているので、分解して美装のしていきます。

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すると、デフケースに打刻を発見。
恥ずかしながら今まであまり意識していなかったのもありますが、こんな打刻を見たことが無く、何の意味があるのやらさっぱりです。
ご存知の方いますかね??
ちなみにデフは純正(33:10)、ケースは鉄製です。

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サンドブラスト可能な部分はブラストで錆と旧塗膜を剥離して再塗装します。

車両前側から後へと、採掘した恐竜の骨のように並べて・・・。
社長の性格が窺える一枚(爆。

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半艶程度に調整して塗装完了。
円形のパーツが多いので、当然ロスも多く、塗料の半分ぐらいは無駄吹きのように感じられるぐらい塗りづらかったです。

とりあえず塗装後の準備も万端です。
ようやくゴールも見えてました。
直近の塗装工程に移れるように頑張ります!

2012/10/20 (Sat)


28)下色塗装と防振シート

カーベキューから降ろしてすぐにマスク周辺を板金していたのですが、かなり集中して作業していたらしく、中間がスッポリ抜けているようです。

作業の一番のポイントはライトハウジングだったのですが・・・。
文章で説明すると、前部に損傷暦があり、マスクのライトハウジングが少し潰れたままでした。
そのままでは板金しづらい部分なので、スポットをドリルでもんで取り外し板金しました。

あれ・・・画像無しに説明するとあまりに簡潔に終わってしまいますね(汗。

とまぁ、そんな作業を終えて塗装ブースへGO!

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ボディ外装を覆うようにマスキングし、まずは内部とエンジンルームの塗装から。
防振シートを貼り付ける前に、まずは下地色の塗装を施します。
剥がすと下はサーフェーサーではちょっとマズイですし、かといって仕上げの色というのも少し違和感があると思いますので。

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エンジンルームやマスクの裏側も一緒に下地色を塗装。
マスクの裏や影の方は塗りづらいので、本塗り時の色染まりを良くするのが目的です。
1号車の時に、レンガ色の下色を塗ったように、メタリック系では下地色のイメージはこんな感じになります。

話が少し反れますが、最近の車もエンジンルームやトリムの内側は下色に車体色がパラパラっと飛んだだけです。
メーカーでも車体色の染まりを良くして使用量を減らすのが目的かと思います。
しかし、この下地色、メーカーや車体色によってかなりの種類があり、地味に厄介。
というのも、修理後時には加修の違和感をなくす為に、内骨骨格色を調色し塗り、そこに車体色をパラパラっとという作業が必要になってくるのですよ。
単純に色を塗れば良いというわけではなく、復元にもさりげなさが必要になってきました。

さて、話を戻して、次に防振シートを貼っていきます。
裁断の為に型紙を取り出すと、、、、「10月22日 1号車 様」と社長のメモ書きがありました。
実はこの作業をしていた日は、10月20日。
ほぼ一年後にこうして防振シートを貼ろうとしていることになるなんてねぇ・・・。
来年はどんな作業しているんだろうなぁとシミジミ考えながらカットしていました。

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ある程度熱をかけながらリブ部分を延ばすように貼っていきます。
熱いです。汗かきます。そして指先も痛いです。
パーテンション裏が狭いのなんのです。
しかし、この貼り終えた後のメリハリがたまりません(笑。
頑張り甲斐ありました。

塗装準備完了です。
後は失敗しないように塗るだけ!

って、実は塗り終わってたり(爆。

近々塗装画像UPします!

2012/10/29 (Mon)


29)塗装

一気に寒くなってきました。
近くの山にも雪が積もったようですし、もう冬はすぐそこまで来ているようです。

さてさて、
ついに塗装も終わり、様変わりしたその後のヨタハチの画像をUPしていきます。

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防振シートを貼った後、カラーコートを塗り、クリアーを塗装。
本塗り前に下地色を塗っていたので、少し荒めな色ながらも比較的楽に塗れました。

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エンジンルームも同様に、下地色の効果が大きく出ました。
マスクの影やフレームの隙間の塗装があまり染まらずいつも時間がかかっていましたが、今回はそう苦労なかったですね。

ただ、ミストの吹き返しはかなりのもの。
クリアーのミストででまつ毛がくっつき気味でした(笑。

室内とエンジンルームの使用塗料量

ベースコート 主剤550g
クリアー 主剤600g

そして、マスキングを逆に張り替えて、塗装。

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少し荒めのメタリックベースを使用しています。
それでもあまりギラつかない程度の程よいメタル感です。
同じシルバー系統ですが、斜め方向からの色合いが入庫時よりかなり白いので、かなりスッキリ感じると思います。

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今まで頑張って良かったー!
と感じられる段落です。
全てこの為の下地作りだったので、反映された時はやっぱり良いものです。

ボディ外観の塗料使用量

ベースコート 主剤500g
クリアー 主剤550g

次はボルトオンの塗装画像をUPしまーす。

2012/11/02 (Fri)


30)ボルトオンの塗装

突然のPCクラッシュによって更新できずにいました。
これといった前触れもなかったので、準備することもできず。

とにかくPC無しでは本業の方に支障がでるので、ひとまずそっちの方の体制を整えてようやく普段通りに使えるようになったかなぁ。

何より画像編集ソフトのインストールディスクを紛失してしまったのが痛い・・・。
まぁ、サイズ変更ぐらいでしか使ってなかったのですがね(笑。

容量食うのでいつも縮小していたのですが、これからは画像サイズが大きくなります。
恥ずかしいぐらいのサイズです(笑。
スライダーが必要になるぐらいなので、見づらいかもしれませんが、ご勘弁を。

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ドア、ボンネット、トランクリッドを毎度登場する、全塗装用に作った組立式物干し竿(笑)に吊るし一気に塗ります。
ボディ塗装時とできる限り同じ条件(ガンの設定、エア厚、塗り回数・・・等々)で塗っていきます。

3コートパールほど変化はしませんが、メタリックも塗り方で黒くなったり白くなったりするので、別塗り時には、結構気を遣います。

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吊るしてある対面でフェンダーを塗装。
ヨタハチのパーツは大きくないので、塗装もしやすいです。

ボルトオンパーツ一式の塗料使用量

ベースコート 主剤850g
クリアー 主剤800g

ルーフは別色なので、また後日ということにして。
もう少し細々したパーツがありますが、塗装もおおよそ終わり、

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車体を工場の中に戻していよいよ組み付け開始です!


また、変化が出てきましたらUPしていきたいと思います。

2012/11/10 (Sat)


31)組み付け風景

何だか先月は色々と忙しく、結局少ししか更新出来ませんでした。
工場のストーブ掃除すら出来ていないぐらいです。
毎年飽きもせず私の温もりを奪いにくる冬将軍に未メンテの老体ストーブで立ち向かえるのか心配です。。

で、更新していなかった期間のヨタハチに進捗状況ですが。
ざっくり言うと、エンジンを載せるか載せないかの状態まで進んでいます。

まぁ、何か一つ作業するにもまずは点検やら清掃やら、場合によっては作ってみたりなので、思いの外進みません。
今どきの車でしたらぱらんぱらんに分解しても一日で組み上がるのですが、旧車ってそうはいかないものですよね。

たとえば、

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シャシブラックでコペコペになったプロペラシャフトも余分な塗装をとって綺麗にしなくてはなりません。

洗浄シンナーで少しずつうるかしながら洗い流して、

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このような状態まで剥離して、スパイダを交換。
そして塗装です。
これは他の足回り部品時に忘れていただけなのですが(笑。
ちょっと一例としてだしてみました。

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フェンダーの内側へもチッピング塗装をしなくてはなりません。
外装色塗装前に塗ってしまえば、ミストでだらしなくなってしまうので、塗装後、こうして逆にマスキングをして内側を塗ってようやくフェンダー完成です。

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合間に燃焼式ヒーターをO/Hして組み上げたり、

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足回りを組み付けたりしながら1歩ずつ進んでいます。

かねてからオーナー様が不満に思っていたワイヤーハーネスは新品になったので、更にスッキリと収まったと思います。

何だか、関連性なくアチコチ手がけているように思われそうですが、合間にあっち、その隙にこっちと頑張って作業をしているのは伝わるかなと(笑。

2012/12/03 (Mon)


32)エンジン搭載準備

先日は大雪+猛吹雪。
天候の落ち着いた今日、途中で投げ出した除雪が終わりました。

ヨタハチはエンジンルームの配線配管が終わり、足回りも組み終わり、エンジンを搭載しようとして段取りをしている段階です。

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先日の画像から更に少し付属品が増えています。
フロントのみ、ウマを外し着地した状態でエンジンを載せるほうが楽なので、かなり前のめりになっています。
エンジン+ミッションで搭載する予定なので、今一度クラッチの状態確認と美装をしています。
後日、その風景もUPする予定です。

今回の更新ですが・・・

実は、ちょっと画像サイズが大きすぎたのと、デジカメの画像の悪さが気になっていたので、今回はiphoneでの画像をUPしてみてどんなものかと確認を含めての更新だったのです(笑。

なので、内容が少し薄いかもしれませんが、ご勘弁を。

2012/12/07 (Fri)


33)載りました

調子に乗って連続更新(笑。
一般修理も部品待ちやら、作業の一段落やらで時間が出来たのと、今日はヨタオーナー様が忘年会をしているとの噂を聞いたので(笑、ちょっと話のネタにでもなればと思ってのUPです。

忘年会行くまでに間に合うかなぁ(笑。

ミッションの辺りの作業風景が飛んでしまいますが、、、、各部点検、
クラッチ問題なし、ナット等を新品に取り替えたり綺麗に洗い流したりと、細かな作業もあったのですが、とりあえず割愛します。

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エンジンクレーンでソロソロと滑り込ませていきます。
ファンカバーが付いていない分、比較的余裕があり、作業自体は10分程度で終わります。

段取りが一番時間かかりますよね・・・。

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ネジを一本一本しっかりと締めていって搭載完了!

補器機や、リンケージ、ワイヤー類をエンジンと繋ぎ合わせておおよそ取り付いた段階で本日はひとまず終了。

燃焼式ヒーターやエアクリーナーがドーン!と載ればまたメリハリがつきます。
その辺はまた後日のお・た・の・し・み?

忘年会お楽しみくださーい!!!



どうかお出かけ前に間に合ってくれてますように・・・(笑

2012/12/08 (Sat)


34)あと一歩でした

今年の営業も明日が最後になってしまいました。

年末年始は、12月30日?1月6日まで作業をお休みします。

何とか年内の業務は無事終える事が出来ましたが、そのシワ寄せが……レストアの方にでてしまいました。

オーナー様、本当に申し訳ありません!

そしてブログの更新も滞り、楽しみにされていた方々へもお詫び申し上げます。

驚くほどは進んでいませんが、現在の状況をupします。

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補機器のO/Hや分解点検をしながら組み上げ、おおよそのパーツが付きました。

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メーター類やトリムの貼り付け、各部の動作点検も完了。

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パーテンションボードも新たに作り、レザーもスナップで取り付けました。

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残すところ、ボルトオンパーツの組み付けとガラスやウェザー類です。

あと少しのところまできているだけに悔しいところですが、来年の早い段階で納車できるかと思います。

今回が今年最後の更新になります。
更新頻度が落ち気味な一年でしたが、来年はまた頑張って沢山の作業風景をお伝え出来ればと思っていますので、新しい一年も変わらずのお付き合い、よろしくお願い申し上げます。

それでは、よいお年を!!

2012/12/28 (Fri)


35)遅くなりました…

更新できないまま月末を迎えてしまいました。
申し訳ありません。

年明けは例年のことながら、受け入れやら見積もりやら、部品供給の遅れやらで本業はなかなか進まず。
そして、部品が一気に揃い出すと…なわけです(汗。
月初に更新するタイミングを逃したまま繁忙にズルズルと引きづり込まれてしまいました。

しかしですね、
ヨタハチは本業の部品が届かない間に触っていたので、実は99%終わっています。

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付属がつくと銀ヨタは精悍になりますよねぇ。

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赤いシートで室内にメリハリついていい感じです。

細かな部分がもう少しだけ残っていますが、そろそろオーナー様と納車の日を調整できそうです。





あ!
今年もブログ宜しくお願いします!!

2013/01/30 (Wed)


36)コーティング

近頃は全然更新せずで低迷気味だったアクセス数。
私自身も開かない日が続いていたぐらいですから(汗。

そんな中、レストア中のヨタハチがそろそろ完成ということでオーナー様友人のブログで紹介してもらいました。

すると・・・・
ビックリするぐらいのご訪問者で一気にアクセスを持ち上げてくださいました!


さてさて、
長きに渡り作業風景をお伝えしていました銀ヨタがついに納車になります。
納車日は2月17日!!
大安吉日の日曜日とはなりませんでしたが、旧車の友を沢山引っ張ってもらえればと。
完全に後付けですけどね(爆。


今回は納車に向けての最後の仕上げ、ボディコーティング風景です。

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組み付け時にどうしても汚れや擦り傷がついてしまうので、まずギアポリッシャーで仕上げの磨きを。

ミラーやエンブレム等、付属の一部がどうしても邪魔になるので、これだけは一度取り外して作業。

その後、施工し丸一日放置で完了。

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まぁ、元々シルバー自体擦り傷が目立ちづらいので、画像で見る分には全く代わり映えしないぐらいですが、ちゃんと1層乗ってます。

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何かと疑ってしまう捻くれた性格のため、正直、以前は熱狂的なコーティング信者ではなかったのですが、自社のヨタハチに施工してからはその考えはかなり変わりましたねぇ。

今時の車両のように洗車機で洗うような手入れにはちょっと抵抗がある旧車。
水洗いを軽減させる手入れは塗装面の保護以上の効果があるように思います。



納車間近ということで、連続更新予定。
明日はリフトアップの画像をUPしまーす!

2013/02/15 (Fri)


37)最後の点検

いよいよ明日納車になります、シルバーのヨタハチ。
きっとオーナー様も今週はずっとソワソワしながら過ごしていたかと(笑。


最後の点検をするためにリフトアップ。

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組み付けはジャッキアップして作業していたので、体勢が悪く、細かな部分まで目が行き届きません。
各部のグリスアップの忘れはないかとか、ネジの締め忘れは無いかとか。

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一通り点検してみましたが、これといって見当たらなかったので、作業中についた汚れや埃を拭き取り綺麗にして終わりです。

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しかし・・・プラモデルのようにシンプルですよね(笑。

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私のところで手掛けられる範囲は全て完了です。
今回はエンジン、ミッションのO/H以外、ほとんどの部分を分解しての作業になりました。

雪解けまでもう少し。
こちらで車検取得しても、まだ乗れないということもあり、車検はオーナー様地元の整備工場さんにお願いする事になりました。
ロードテストしてブレーキや吹け上がり等も点検したかったのですが、ナンバー付いていながらも車検切れなので、業務上無理です。

ここから整備工場さんにバトンタッチです。


明日昼頃、引き取りにきていただきます。

今から別れが少し寂しく感じています(笑。


天気は良いようですが、道中気をつけて来てください!!

2013/02/16 (Sat)


38)出庫

昨日、ついに納車になりました。
天候は快晴と絶好の納車日和です。

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出庫前の11時15分。
主人のお迎えを待つヨタハチです。
入庫時は何が何だかわからない感じで突然置いていかれたと思っていたんでしょうねぇ(笑。

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待ちに待った主人のお迎え。
色决め以来、実車を見ていなかったので、仕上がったヨタハチを見たオーナー様は本当に嬉しそうでした。

暫くぶりに座る運転席の感覚はどうだったのでしょうか。

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取り替えた部品や使用しなかった部品も積み終えて新しい専用の車庫へ向かいます。
かなり機密の良い車庫のようなので、オーナー様の維持への気遣いも本気のようです。

工場の中からまたお会いできる日を待つ社長の姿(笑。

次にお会い出来るのは、5月頃。
片道、およそ4時間ぐらいの距離を自走して来られるとの事です。
春先のドライブにはちょうど良い距離ですね。

まだ雪が降るので、走り出すまではもう少し日にちがありそうですが、今年からはあちこち出掛ける機会が増える事かと思います。

また沢山の思い出や出会いをヨタハチと刻んでくださいね!!

2013/02/18 (Mon)


39)レストアが終わって。

しばらくぶりの更新になります。

シルバーのヨタハチが出庫して、もうすぐ1ヶ月経過するんですねぇ。
早いものです。
いつもでしたら一台レストアを終えて、少し一息ついてから次に着手という感じだったのですが、そうのんびりしていられる状況でもないので、次の車両の作業に入っています。

しかし、今回のレストアは残念ながら公開なしです。
オーナー様と画像添付メールで進捗のやりとりをしながら、進めていくことになります。


なので、暫くはネタがない日々が続く恐れが・・・。

ヨタハチにおいての作業は一連の流れでほぼ過去のように進むことになるので、今更特記したりする事もないですし、マンネリ防止の為に良い機会かもしれませんね(笑。

次は違う車種のレストア記事になるかと思います。
ヨタハチオーナー様へは刺激不足になるかもしれませんが、錆びまみれの作業を見に時々訪問してもらえれば嬉しいです。

当面はレストアネタ無しなので、イベントや旧車関連の日記をボツボツ書いていきまーす。


画像無しなんて久々過ぎて記事をどう締めてよいやら。。。


では(笑!!

2013/03/09 (Sat)