2台のレストアが立て続けに終わり、大抵は出庫した車両を想い感傷に浸るのですが(笑、
既にお預かりしている車両がありますので、今回はそうのんびり構えてもいられません
先日、これから始まるレストア車両のオーナー様とお電話しまして、車両の現状と大まかなレストアの進め方等をご説明致しました。
やはり作業者からの視点なので、数点ご相談する事もありましたが、そのような作業の方針から、ブログへの掲載まで快諾いただきました。
今回は道外と遠方からのご入庫なので、作業風景をご覧になられない不自由さもあると思います。
そういった部分もご了承の上、ご用命いただけたこと本当に有難く思います。
出来る限りメールやお電話で連絡を取りながら、そしてブログの更新を増やすなどして、お伝えできる方法を駆使して作業をしていきたいと思います。
引き取り場所はJR貨物駅。
ヨタってJRコンテナにすっぽり入るんですね(笑。
2011/05/20 (Fri)
色々と細かな仕事が続いていました。
小さな作業スペースなので、こっちの物をあっちにと移動しながら、そして作業の流れを考えながら場所をやり繰りしているので、準備段階に事の他、時間を要してしまいました。
そして、
レストア場所の確保ができそうなので、いよいよ保管していた車庫から移動です!
久しぶりの空の下です(笑。
本当に大変長らくお待たせしました!!
遠くに写る私のヨタの大先輩・・・・
というより、第一子という方が適切ですね。
車体No.10001 トヨタスポーツ800
本当に存在したんですね・・・・。
当店にご入庫して半年経ちますが、考えるといまだに痺れます。
大体、こんな北海道の片田舎に住む私が実際に拝見出来るなんて思ってもいませんでしたから。
私にとっても、本当に奇跡的な出会いです。
そして光栄な事に作業をさせていただけるなんて・・・・嬉しくもあり、反面プレッシャーもあり(笑。
こちらに来る前に途中まで手をかけていたようですが、よく言われる旧車レストア特有ののジンクス・・・・
『レストア入ると一般修理が忙しくなる』が的中したようで(笑。
実際、ある期間を過ぎるとまた触れる時期が来るのですが、一定期間やらないと、再開するにはかなり重い仕事に感じます。
なので、出来る限り連続してある程度の状態まで一気に仕上げるようにと心がけたいところです。
ですが、2業者様が途中まで作業をされている車両なので、現状からの方針がスッキリ決まらず、今後どのように作業を進めれば良いか・・・・・。
あちこち考察しながら悩んでしまいますが、中断3業者目にならないように頑張ります!!(笑
2011/05/24 (Tue)
順番が前後してしまいますが、車体番号についてです。
実車でなくてはお目にかかる事のない部分。
ちょっとした事情を感じられる部分。
オーナー様にかわり少し紹介させていただきます。
今もですが、私の所へ来た時からずっとこのように貼ってあります。
大事な部分ですからね。
錆びさせてしまったり、削ってしまったりしないように。
ですが、貼ってあるとどうしても見たくなる心理(笑。
チラリ・・・・
となっております。
UP15-00001(0は下がフラット。エンジンの打刻と一致)
で、最初の0の中に×を打刻、その上に1、その1の左横に○を打刻と、ややこしく訂正印を押したような刻印。
確か、0の中に×は打ち消し線を表し、1の横の○は訂正後の数字の適用を表わしているはずです。
おそらく、登録の際、最初の数字が0ではコンピューターが認識しないという都合上、打ち変えを強いられた結果かと思われます。
深く考えないと、偽造?と疑ってしまわれそうな当時の人間的なミス。
これこそプレミア物ですよねー!
さすがは1号車。
通常では考えられない印が残っています。
2011/05/25 (Wed)
暖かいですねー。
こう天気が良い日に旧車を触っていると・・・何とものんびりとした気分になりますね。
いやいや、錆にまみれながら一生懸命作業はしてます(笑。
ただ、雰囲気はそんな感じという意味で。
さて、昨日の風景です。
カーベキューにセットしました!
いつもでしたら、リフトで上げた状態でセットしていくのですが、間違って、リフトを撤去してしまったので・・・・
実は人力で持ち上げながらセットしました(笑。
ジグが一つ付属される毎にズッシリと重くなりながらも何とかセット完了。
ドンガラとはいえ、持って保持できるあたりホント軽い車両です。
転がしてみると、現状がよくわかります。
フロアメンバー周辺の腐食度合い等、知りたくない真実も見えてきてしまいますが、、、覚悟の上です。
それよりもロッカーインナーの形状が違っていますね・・・
きっと張替え前は原型がなかったのかと思います。
この作業にあたっては、ピラーを取り外さなくてはならないので、最終的な立付けに影響してきます。
毎度、何度も何度もチリ確認を強いられ、かなり慎重に作業する部分です。
実際、アウターとドアのチリがあっていなかったので、アウターもどの辺りまでの精度で仕上がっているかわからないので、少し手が止まってしまいます。
ですが、不安要素が大きいので交換しなくてはならないですね。
う~ん・・・・以前作業した方の方針がわからないので悩まされています。
この辺りが一番難しい決断が強いられます。
2011/05/26 (Thu)
前回はカーベキューにセットして、いつも通り、まずはフロア廻りの張替えから進めていこうと思っていたのですが、
どうもフレームのダメージが気になり。
そして、フレームとダッシュパネル左側の接合部分にも歪みが残っているので、簡易的な修正機にのせてそちらから済ませるほうが良いという結論に達しました。
何だか、一歩進んで2歩さがる・・・みたいな感じですが(苦笑。
セット完了です。
ロッカーパネルも幸か、元より厚い鋼板を使っているので、固定にはもってこいです。
そして、最終的には取り替え予定ですので、クランプの噛み傷がついても気にしなくていいですし。
センタリングゲージを垂らして、アンダーボディが左側へ動いているのを確認。
さて、フレームとエプロンをどうするかですが・・・・
ダッシュパネルの修正や張替えなど後の作業性を考えると、交換が理想ですね。
2011/05/30 (Mon)
紹介中のヨタハチですが、
「おいおい大丈夫か?」という声すら聞こえてきそうな状態になってきまして・・・。
もしかすると今回は衝撃の記事かもしれませんね(笑。
こんな状態のヨタハチを見たことある人はそういないと思います。
なので、心してお読み・・・・・・
なぁんて(笑。
前回少しお話したように、フレームとエプロンの辺りの作業で変化がありましたので紹介します。
思いきった作業で、主要な部分を取り外していきます。
いやいや・・・凄い状態で、公開もちょっと気が退けてしまいますが。
画像の赤丸の辺りが過去のダメージによって既に拉げていまして、寸法がかなり変化しています。
エプロンも一緒に動いていたようですので、ハッキリしないながらもどことなく歪な状態でした。
既に修正より交換が望ましいという事と、ダッシュパネルの張替えの作業性、後の仕上がりの向上を目的に思い切って取り外しました。
左ダッシュパネル、フレームとエプロンが取り付いている辺りです。
矢印をおいている範囲に過去のダメージによる歪みがあります。
フレームを取り外してしまえば、綺麗に取り除けるのでしょうけれど、付いたままの状態であれば、この程度は止む終えないかもしれないですね。。
まぁ、今回は板金して歪みを取るわけではなく張替えなのですが、作業は物凄いしやすいです。
次回は更に衝撃の展開?
かもしれません(笑。
2011/06/02 (Thu)
昨日の画像より更にカットされている部分が増えています。
衝撃かどうかはそれぞれか感じ方が違うと思いますので、過大な表現だったかもしれませんねぇ。
ちなみに私は数日この状態を見ているので、やや目慣れしてます(笑。
とは言え、さすがに初めて見る状態なので、その日の初見ではちょっと驚いてしまいます。
ではでは、紹介します。
ダッシュパネルもカットしました。
かなり上の方まで腐食が来ていたのと、左側に関しては、歪みの部分まで張替えが必要でしたので、大きめにカット。
フロアも既にないので、向こうが見えます。
強度的に切り離して良いかどうかと少し悩みましたが、元々から腐食が酷く虫食い状態だったので、フロアの張力は期待出来ませんでしたし、、既に固定されているので歪む心配もないのでバッサリと。
作業的にはあまり進んでみえませんね。。
ですが、このカットの1工程でも色んな事を考え、行動に至っているので、こちらでは凄く進んだような気がしています(笑。
ここまで分解してきてサイドシルインナー形状違いと寸法の狂いの関係が少しずつ明らかになってきました。
もう少し考察してみて明確になりましたら、また書きたいと思いますが、とりあえずダッシュロアとフレーム、エプロンの取替への不安は払拭されました。
2011/06/03 (Fri)
社長の簡易図面です。
製作している途中のパネルの傍にあったのでパチリ。
左のダッシュロアですね。
手作業感あります(笑。
2011/06/04 (Sat)
前回紹介した図面の部分を・・・といきたいとこですが、
その前に
バッテリーの下の部分。
まずここを何とかしておかなくてはいけませんので。
見合う形のパーツを作り、接合。
これで、ダッシュパネル取り付けの準備終わりです。
小さな部分なんですが・・・って、後の為には大も小もありませんよね(笑。
一枚のパネルをつけるために周辺部分からの補修が必要になるので、なかなか進まないです。。
2011/06/06 (Mon)
ブログを始めて5年ぐらい経ちましたが、こんなに更新が続いているのは初ですよ(笑!
この事実に私自身が一番驚いています。
毎日更新するのがアクセスアップの秘訣とはよく聞きますが、実はそれが一番難しいのです。
でも、こうしてコメントを頂けたりすると自然と、がんばろー!って気になるんですね。
沢山の条件が重なりお陰様で今は良いスパイラルに居れてます。
そんなわけで、この偉業(爆)を更新出来るよう頑張ってみます!
さてさて、
あのメモした図面の部分がおおよそ出来上がりましたので、紹介。
図面とは逆さまにした状態ですが。。
まだリブをうっただけの平鉄板なので、いまいちインパクトないですね~。
板厚は1.2mm。
おそらく純正では1.0~1.1程度だと思いますが、フレームが取り付く部分で、今回は補修パネルになりますので、それより僅かに厚い鋼板を選択しました。
そうそう、リブ打ちの方法ですが、
こういった打ち出し用の型を作り叩き出します。
ちなみにこれ、銀ちゃんレストア時に作った物で、今回で3台目の使用でかなり使い込んだ跡があります(笑。
型を使ってある程度出さなくては、折角のリブがぼやけてしまいます。
これを使っても多少はボケてしまいますが、範囲内かと。
更に精度を求めれば、ちゃんとした型と作りプレスなのでしょうけれど、メーカーじゃないので、各部に対応した金型を作っていてはいられません。。
リブ打ちが終われば、あとは寸法通りに周辺を加工しておおよそ完成になります。
フロアとのスポット部分(画像上側)とロッカーインナーとの接合部分(画像右側)は合せての調整が必要なので、現段階では余裕を持たせておきます。
トーションバーホール部分も同様で現車に合せになりますので、まだ穴あけはしません。
2011/06/07 (Tue)
さぁ、今回は右側ダッシュロアです。
この部分ですね。
左側と違い、形状が少し複雑です。
そして、本来であれば画像右側にもう少しパネルがあります。
ちょうどアクセルペダルの位置になる部分なのですが、こちらに来たときには既にカットされていました。
なので、
ひとまず、今回カットした部分に相当する部位を製作。
左側同様にリブ打ちして曲げ加工して・・・
と作り上げてました。
後は現車に合せてアクセルペダル周辺のパネルを作りながら、
フレームとエプロンを仮付けしながら、
全体的なバランスを確認しながら接合していくことになります。
何度、微調整や確認作業が行われるのでしょうか。。。
ぼつぼつフレーム取り付けの山場に差し掛かってきました。
明日更新できるかな・・・・(笑?
2011/06/08 (Wed)
今回はフレームの歪みについて。
バッツリと切り離したフレームです。
以前の記事で書いたように井形の部分が拉げています。
目での判断は少しわかりづらいのですが。
反対に左側は
同じ位置で採寸しますと約450mmです。
約20mmの誤差があります。
左側が短いことと左ダッシュロアの歪みを考えると、過去になんらかの衝撃が加わった事を裏付けています。
この寸法が左右同じでなくては、もちろん正確な対角線は出ないので、横振りの修正も困難です。
そしてもう1点、気になる部分が右のサイドメンバーとクロスメンバーの接合部分です。
この加修感。。。。
なぜなのか理由がハッキリせず、更なる不安を残します。。。
こういう歪みから入力方向、衝撃力等、状況の裏づけを取る事については、こちらによくコメント頂けるアウダマンさんの専門なので、きっと状況についてもかなりわかると思うのですが(笑、
作業者側からこの歪みを考察すると、、、、
非常に修復が難しく、苦労の割にはあまり良い結果が出ないというパターンです。
そして車体に対してもかなりのストレスがかかります。
よって交換が望ましいという結論に達しました。
現役時代でしたらこれは交換対象でしたよね? アウダマンさん(爆。
2011/06/09 (Thu)
先日の記事のように、フレームはあんな状態なので修正は断念しました。
使用するパーツ達はこれ!
私のデッドストック品のフレームAssy。
色から察知できると思いますがもちろん当時物の新品です。
ヤフオクの商品説明的に言えば、
「保管時の擦り傷や、経年からくる小錆がありますが、未使用品です。
元箱はボロボロになったので捨ててしまいました。」
って感じです(笑。
どちらも長年持っていたパーツですが、私自身必要としていませんし、尤も使う機会なんてほぼ無い部分。
どうかしたら今回の1号車レストアの為に持っていたのではないかと思うぐらいのパーツです(笑。
そして、このパーツを持っていたから、あまり躊躇わずフレームを切り離すことができました。
このような重レストアの機会なんて何度もあるわけではないですし、、、、というより何度もレストアしては車体にそうとうストレスがかかるので、骨格も今回のレストアで終わらせるべきかと思います。
後々まで残る一台なので、骨格もしっかりとしておきたいものですね。
2011/06/10 (Fri)
先週末は1泊で研修がありましたので、ブログをお休みしました。
予定があったので、仕方なかったのですが、連続更新が止まってしまったのには、少しだけ悔しくなります。
1号車は、何度調整したかわかりませんが、このような状態でマスクとボンネットを仮組みして周辺のチリを確認。
前もって製作しておいたダッシュロア部分からフレーム、エプロンを介して、マスクとボンネットの位置関係が決まります。
その辺りに細心の注意を払い、しつこいぐらい確認します。
マスクも新品・・・・・。
これこそよく持っていましたよね(笑。
おおよそ立て付け調整はクリアーです。
接合していきまーす!
2011/06/13 (Mon)
ようやくここまできました。
一般修理のフレーム交換でしたら、ここまで時間はかからないので、長かったような、、、、かなり進んだような、、、、気がしています。
まずはダッシュロアを接合していきます。 前回の調整で良しとした位置のまま、点付け溶接で少しずつ 溶接範囲を広げていき接合します。
防錆処理にはそこそこ乾燥時間を割かれますが、これで寿命は大きく変わるはずです。
2011/06/14 (Tue)
本業が少し忙しくなってきまして・・・・。
レストア状況に変化があるうちはブログを書こうと思ってはいるのですが、、
もしかすると時間が取れず更新できない日が出てくるかもしれません。
でも、ネタを溜め込むとストレスになるので、あまりそんな事ないように更新したいです。
さてさて。
フレームですね。
接合前ですが、位置決めは片側2箇所のタッピングスクリュー。
画像がないのですが、エプロンも同様に数箇所タッピングスクリューで固定。
あとはバイスクリップで僅かに落ち着きの悪い部分を押さえながら、MIGとスポットを併用しながら接合していきます。
ロッカーパネルは後の交換するので、しっかりと接合せず。
カーベキューにセットした際に動かない程度で良いので、点付けで。
ダッシュロア部分もフロアパネルとの関連がある為、あえて未接合。
センタリングゲージでアンダーボディでの横振れ解消された事を確認できるかと思います。
立付け調整もかなり慎重になりましたが、最終的にはここまでの精度になるので、この辺りは新品パーツの強みでしょうね(笑。
2011/06/15 (Wed)
今日は記事は、修正機から降りましたってぐらいで大きな変化はありません。
昨日はアンダーフロアの確認でしたので、
今日は、マスクとボンネットのチリの塩梅でも。
フレームとエプロンの接合が終わった状態での仮組み。
ボンネットとマスクのチリは最終的な組み付け時に僅か調整が必要になるかもしれませんが、現段階でこれぐらい合っていれば問題なくクリアー出来る範囲でしょう。
という事で、脱です。
ゴロゴロゴロ・・・・・・っと。 お疲れ様でした~。
そして再度カーベキューに搭載されます。
結構日数がかかってしまいましたが、作業的には一応ひと段落でしょうかね(笑。
2011/06/16 (Thu)
改めてカーベキューにセットです。
こんな短期間に2回もセットするなんて初ですが、甲斐あってセットは1時間程度でできるようになりました(笑。
当初のセット時には、フレーム周辺で多少無理がかかる感じがあったのですが、取替後の今回はそういった事はなく、スッと付きました。
歪みがないことを改めて実感です。
そんなセット後の画像。
戻ってきました(笑。
素晴らしく進んだとは思えないですね。
そうなのです。
感覚的には、これでようやくスタートラインです。
さて~~~
どこから手掛けていきましょ(笑。
2011/06/18 (Sat)
昨日の昼過ぎ頃から今日の夜中まで、接続障害があったようですね。
私も「ん?あれ?なんだろ?」ってなりましたよ(笑。
暫くそんな事なく快適に使えていたので、忘れていた感覚でした。
無料で使用できているので、私としては文句はないのですが、見に来てくれた方には申し訳なく思います。
なので、今日更新してカバーします(笑。
さて、
カーベキューに乗せて、どこから手をかけようかといったところですが、
カウルサイド・・・・
フロア周辺・・・・
ロッカーパネル・・・・
いずれもフロア張替関連なのですが(笑。
とりあえず、一番目に付いたのがここです。
フロアクロスメンバーです。 左右共にトーションバーの調整付近が朽ち果てています。 全体的にも腐食が酷いので、このままではフロアとの接合が 出来ません。
ロッカーパネルも平行して取り外して作業を進めたいのですが、もう少しの間、補強部材として使用した方が良さそうです。
ひとまず、フロアとの関連性で作業を残してあったダッシュロアの部分も絡みもありますし、フロアの張替えが優先作業になりそうです。
う~ん・・・一つのパネルの張替えに対しての関連作業が多いので、作業の説明が困難(汗。
上手く伝わるのでしょうか。。。
とりあえず悩んでいますとだけ伝われば・・・(笑。
2011/06/20 (Mon)
さてさて。
問題の部分ですね(笑。
カーベキューの恩恵を強く感じつつ、作業は順調に進んでいます。
朽ち果てていた部分を必要範囲カットしました。
クロスメンバー後ろ側もカットしなくてはならないのですが、ひとまず前側から進めています。
クロスメンバーだけで4箇所の張替えが必要です。
この作業を4回繰り返すと終わるのですが、終わる間際が一番慣れてきていて効率の良い作業ができるようになってるんですよねー(笑。
2011/06/22 (Wed)
少し更新が滞りました。
クロスメンバーだけでしたら、もう少し早く紹介出来たのですが、トンネル部分の製作張替え作業も一緒にすませていたので、画像が纏まるまで時間がかかってしまいました。
その甲斐もあって、この辺りの腐食は一気に解消し、元から見ると見違えるぐらいの状態で紹介できるようになりました。
フロアクロスメンバーはこのように接合して完了です。
それと同時にフロアの内側、トンネル部分の腐食も張り替えていきます。
この辺りもフロア取り付けに関係してくるので、障害物の少ないこのタイミングで済ませておきます。
最終的な曲がり加減は、フロアパネルを接合するときに調整します。
共に、周辺パネルやサスペンションとの位置関係に影響するので、接合位置の微調整は慎重に確認しながら進めました。
思考時間と確認時間が実作業時間と同じぐらいかかっているのではないでしょうか。。。
今時の一般修理ではありえませんね(笑。
2011/06/27 (Mon)
次に製作が必要な部位はここかなと。
何だか、節操なくあちこち手掛けているようですが(笑。
フロアの関連でロッカーインナー、また、少し先の事ですがロッカーアウターとドアのチリの関係まで見据えてると、先済ませたい部位です。
どのヨタハチもここはあまり状態良くないですよね。
泣き所の一つです。
ですが、カウルサイドインナーまで腐食しているのは初だったり(笑。
ピラーを取り外しての作業。
チリに直接影響するだけに、ここは慎重に進めたい部分ですね。
2011/06/28 (Tue)
今日はこちらでもついに30℃越えです。
さすがに暑いですね。
溶接とか、サンダーとか・・・・熱が発生する作業が更なる熱気を呼びます(笑。
でも、夏らしくて気分は良いです。
さて、昨日の続きで
ピラー取り外しです。
元々下部は作り変えていたようで、カウルサイドとの接合もMIGで溶接してあったので、スポットカッターで綺麗に外せません。
作り変える事を前提にミミを残しカットして取り外しました。
生産時からマメにスポット打ってあるのですが、経年の腐食でどこにスポットがあるか、タガネを通しながら探り探り・・・。
旧車におけるパネル張替えのあるある的なシーンだと思います(笑。
カウルサイドインナー。
アウターがあれだけ腐食していたらインナーもこの状態です。
ここも製作です。
あと、この囲った部分。
最初カーベキューに乗せて確認していた時に、「なんでここ曲がっているんだろう・・・?」って疑問に思っていたのですが。
フレームの歪みとここの歪みには直接的な関連は無いはずなのです。
というより、カウルサイド~クォーター間では狂っていないので、おそらく、これは過去のフレーム修正の際にダッシュロア部分を出す為にポートパワー等を使って張り出しを試みた結果ではないかと。
ここまでカットしてみましたが、無理がかかっている様子もなく、部分的な捩れだけで済んでいそうな感覚だったので、仕上がりには影響なさそうです。
2011/06/29 (Wed)
早いもので、上半期も終わり今年も折り返し地点です。
そんな日に更新しないわけにはいきませんよね(笑!
作業風景じゃなく、考察です。
先日、レストアとは別件でヨタハチを得意とするショップの社長さんと話した時、話の中で一号車のレストアの話題が出ました。
社長さんも人伝てに聞いた話なので、私の所に入庫している事は存じていない様子でしたが、やはり、少しずつレストアが進行している事が認知されてきてるのですね。
その話の中で、一号車の過去について少し教えてもらいました。
その情報に依頼人さんからいただいた考察と混ぜ合わせてみますとかなり信憑性の高い話になりました。
当時40年、車体番号の若いヨタハチは専らレースに駆り出されました。
有名な4号車もそうだったように、1号車も一緒に駆けていました。
当時は、17番のゼッケンをつけ活躍していたようですね。
固定のドライバーさんもいたようですが、不覚にも名前忘れてしまいました。。。
(ご存知の方教えてください!)
ですが、レースではライバルのホンダ勢に押されてしまい、約2年でレースから撤退。
引き下げられたヨタハチ達の一部は、販売されて登録となったようです。
事実、依頼人さんからいただいた資料によると、初年度登録が42年になっています。
車検証上の謎がこれでかなりクリアーになりました。
そして、見物した事がある方々が欠品と思われていた銘板。
↓はその位置の塗装を剥がしてみた画像です。
少し解かりづらいかもしれませんが、剥離の結果ビス穴が見当たりません。
溶接等で穴埋めした様子もなく、元から取り付ける為のビス穴自体存在しなかったようです。
この辺りも生産時からレース前提ということで銘板は必要なかったのではないでしょうか。
登録など当時は考えていなかったのでしょうねぇ。
教えてもらった話を私なりに纏めてみたので、解釈違いがあるかもしれませんが。
ちょっと吐き出したい情報だったので記事にしました。
2011/07/01 (Fri)
前回、大胆にカットしてしまった部分、カウルサイドを修復するにあたり、ここも一緒に作っておかなくてはいけません。
カウルサイドのインナー。
この間の記事で丸で囲った部分ですが、、、、全く脚光の浴びない地味な部位です。
もちろん、私も作るのは初めてです。
左右取替なので、対照のものを2枚一緒に作っていきます。
しかし単品で見ても、こんな部分あった?って思ってしまいますね。
これを見て、「あぁ、カウルサイドの内側ねー」なんてアッサリわかる方はそうとう熟知してますよね(笑。
普段では全く目もくれない寂し気な部分ですが・・・ブラケットとして、補強として大事な部分です。
ある程度形が出来た段階で仮止め。
しかし・・・・・
こうしてあってもピンとこないな・・・(爆。
おおよその形が出来てきたところで、カウルサイドと合せながら更に微調整。
次回はそんな風景をUPしまーーす。
2011/07/04 (Mon)
快晴です。
心地よい風が吹いていて過ごしやすい日です。
さて、昨日の続きで連載中(笑)のカウルサイド。
カット部分の原型から、出来上がっていく様を紹介します。
今回も左右一緒に作ります。
カウルサイド(アウター)のカットした部分の型はこんな感じです。
1.0mmの鋼板を選択。
腐食で痩せていたのでハッキリはわかりませんが、元々もこのぐらいの厚さだったように感じました。
ピラーが付く部分なので、さすがに0.8mmじゃ不安ですし、加工性と強度を考えると1.0mmが妥当かと。
穴が空いていた三角の部分をリブ加工。
当初はプレスでリブをと思ったのですが、左右各々の型が必要になるので、断念。
ハンマリングで仕上げました。
パネル自体に硬さが出てきて、形もちょっとそれっぽく見えてきました。
後は、インナーと合せながら周辺部分との関連を確認して、前方部分のスリッドを溶接。
ふぅ。
この2枚のパネル。
記事ではたった2日の出来事です。
が・・・・・実際は?
想像にお任せします(笑。
2011/07/05 (Tue)
暑いです。
ジッとしていても汗が出てきます。
各作業の間の脱脂にはいつも以上に気を使う時期ですね。
溶剤の気化熱で冷えるこの時期、実は溶剤に触れるのが好きだったりして(笑。
さて~
カウルサイドを接合していきましたので紹介します。
まずはアウターから接合です。
前端部はスポットとMIGを併用して接合。
熱による歪みを最小限に抑えるのが目的です。
インパネ内のメンバー端部とアウターをスポットで接合。
残ったカウルサイド部分は、サンドブラストで落ちるぐらいの腐食なので、今回はこのままで大丈夫です。
そういや・・・・ここに雨どいがありましたよね?
カウルサイドの窓の上側に控えめに付いているはずなのですが。
それが無いんですよーーーー。
これもまた試作品故でしょうか。。
2011/07/06 (Wed)
暑いです。。。。。
何日この言葉から始まっていることやら(笑。
そろそろカウルサイドの記事にも飽きてきたころでしょうかね。
工程を細かく書いて4回も引っ張りましたからねぇ(笑。
このあたりでロッカーパネルへ進みますが、立付けの都合上、まだピラーが残っていますのでまた戻ってきます。
構造上、ここが一番苦労するところです。
なかなか進んでいきませんが、どうぞ辛抱ください(笑
暑い中、ガス使いました(汗。
アウター、インナー、補強と更にMIG溶接・・・。
真面目に外していたら時間がかかり過ぎるので、再使用するわけでもないですし思い切って。
過去にも数回カットしたり、張ったりを繰り返した様子です。
形状も違いますし、残念ながらサンプルとしても使い物にはなりません。
切断に伴い、カウルサイド下部をカットしてしまったので、この部分を延長しました。
また、フロアクロスメンバー横端部スポットしろもMIG接合の為、やむなくカット。
後ほど、部分製作です。
ロッカーパネルのインナーとアウターは自社製作のパーツを使用します。
2011/07/07 (Thu)
今日は雨。
しばらく暑い日が続いていたので畑にはちょうど良いです。
しかも霧状になって地味に降り続いているので、理想的な降り方かと。
そして明日なんと32℃の予想!
うだる前に作業を進めましょー(笑。
今回はフロアとロッカーインナーと取り付けるための準備。
前回インナーを取り外す際にカットしてしまったフロアメンバー端部のスポットしろを作り、トンネル部分まで自由に体が入るこの段階でおおよその歪みを抜き、サンディング。
ちなみにフロアはオーナー様持ち込みです。
数年前にご購入いただきまして発送、、、、今度は1号車と一緒に戻ってきました(笑。
近々張り替え予定の2点。
この2枚のパネルでキャビンの寸法がキッチリと出ます。
ロッカーインナーの交換にはカウルサイドやパーテンションパネルサイドの切開が必要なので、少し面倒な部分ですが、フロア張替え時に一緒に済ませておきたい部分ですね。
そんな準備で一日が終わりました。
2011/07/08 (Fri)
先週はまじめに更新したような気がします。
今週も頑張っていきましょー!
今回は仮止めです。
かなり出来上がりをイメージ出来るかと思います。
私のレストアではよく見る光景ですね。
毎度の事ながらも、こうしてパネルを張る瞬間が目に見えて変化するので、気持ちの良い作業です。
おおよそOKってなりましたら、そのままの状態で位置決め用にφ3程度のビス穴を開けて取り外して、シーラーを塗って錆対策。
塗布後、改めて目印のビス穴を合せてビスで固定。
そしてスポット溶接へと続きます。
う~ん。
結構進みましたね(笑。
2011/07/11 (Mon)
フロアとロッカーインナーの接合が終わりました。
まぁ、昨日の画像から打痕がついただけと大きな変化は見られないのですが、とりあえず、横からのアングルで紹介します。
ロッカーインナー接合後です。
前側はダッシュロア部分とカウルサイド周辺、フロアクロスメンバーを接合。
後ろ側は、リアフェンダーのインナーとスポットで接合します。
上下はロッカーアウターも一緒に溶接するため、今のところ数箇所のみとめてあります。
この流れでアウターを!
といきたいのですが、その前に作る物があるようです。
今まで使っていたリブ打ちのジグとは違うサイズの型を作ってました。
こうして試し打ちをして深さと太さを調整しながら、ちょうど良い形を作ります。
何を作っているかというと・・・・・
こんな物です(笑。
もちろんヨタハチ純正では無いパーツですが。
ロッカーパネルの補強。
もちろん賛否はあると思いますが、かなりの部分の張替えが強いられている今回のレストアでは強度落ちは避けられないので、このパネルで補います。
強度とオリジナルとのバランスを取りながら、出来るだけ目立たないように組み込みたいです。
2011/07/12 (Tue)
昨日の更新、休んでしまいました。
今月に入ってから結構良い調子で続けていたので、ちょっと悔しかったりしています(笑。
さておき。
それでは一昨日の記事の続きで、アウターに補強をといった工程を紹介します。
アウターも張替えという事で、自社パーツのロッカーパネルを使用することになります。
ロッカーパネルの内側と補強に防錆処置をした後、
ロッカーパネル下面と補強をスポット溶接で組み合わせておきます。
上側のスポットはインナーと一緒に接合するので、この段階では保留です。
理想としては、補強は上下共にインナーとアウターで挟んでスポット溶接したかったのですが、下側のスポット溶接に関しては元々から3枚一緒に接合される構造で厚さが、
フロア(1.0mm)+ロッカーインナー(1.2mm)+ロッカーアウター(1.0mm)
で合計3.2mmにもなります。
私どもの使用している補修用スポット溶接機では、せいぜいこのぐらいの厚さが限界。
ここに補強の1.0mmとなると、著しく接合性能は下がり、強度落ちや接合不良が生じます。
また下から覗き見たとき、1枚余分に入っているのが解かるのもどうかと思いますし。
上面は接着式のウェザーストリップで覆われるので、付いてしまえば目立ちません(笑。
オリジナリティーと強度、作業性の兼ね合いを考えこのあたりが今回の妥協点でした。
車両に仮止めです。
しかし、このまま溶接するわけにもいかないのが、ヨタハチの面倒なところです。。。。
何だか・・・・。
ここ暫くあちこち作業が飛んでいるようで、状況説明も通じているのか自信がなくなってきますね・・・。
ロッカーパネル接合の1工程を進めるためには、まず周辺から。
隣接とかなり関わりあっているので、全体的に進めていかなくてはならないのですが、仕上がるときは一気に見栄えが良くなるはずです。
そして、私の説明も纏まるかと(爆。
2011/07/14 (Thu)
今日から3連休という方も多いのでしょうか?
こちらは週末の天気は悪そうなので連休をどう過ごそうかといったところです。
さて、今回はピラーの辺りからの作業になります。
まず作ったのは、
ドアヒンジが取り付くピラーの一部分です。
ちょっと複雑な形状で、一枚では製作できませんでしたので、ピース分けして作りました。
仮止めして、念入りにドア、フェンダーとの立て付けを調整して、概ね後の微調整で済みそうな位置がわかった状態で、いよいよロッカーパネルを接合していきます。
ピラーは、カウルサイドとピラーの間のエクステンションを作り、再度フェンダーとのチリを確認して合せて接合するので、一旦仮止めで保留です。
全く派手さのない立付け調整ですが、位置が決まった時の喜びは、作業が終わったような錯覚すら憶えます(笑。
これで、良い週末を迎えられそうです。
2011/07/16 (Sat)
先日16日、座学の講習がありました。
ヨタハチのレストアには全く関係ない話だったように思えます(笑。
板金塗装工場での診断機の必要性、溶接の観点からの電子化車両の取り扱い方といった感じです。
新しいモデルの車が発表されるたびに次々と新技術が盛り込まれ、車両の電子化も進んでいる状況なので、技術講習も受けていかないと対応出来なくなってきます。
近頃の修理では、外観や美観、安全性能に加えて、環境性能の回復が要求されてきています。
職人仕事として認識されているこの業界ですが、従来の方法ばかりに固執し過ぎずアンテナをはって情報収集と新しい技術の吸収に努めなくてはいけないですね。
※当店は一般的な修理工場ですので社長も職人って柄ではないですし、敷居は非常に低いです。
ある意味バリアフリー化してます(笑。
さて、
連休を挟みヨタハチのレストア再開です。
チリ合せの関連作業としてフェンダーの修復もそろそろ必要。
剥離した結果、全体的な状態はかなり良い方かと思いますが、要の部分が腐食しているので、ここは張り替えます。
マーカーランプ周辺はひとまず保留。
カット後。
プレスライン下からの張替えで済みそうなので、今回は比較的作りやすいです。
後日、張替え後の風景UPします。
2011/07/19 (Tue)
昨日につづき、フェンダーロア部分です。
今回もいつものようにカットした部分を参考に作ります。
イングリッシュホイールを使い、前後上下方向へ伸ばしながら、緩やかな丸みをつけ形を整えていきます。
これで、側面のチリ合せの準備ができました。
明日は立て付け確認で一日が終わるかもしれません(笑。
2011/07/20 (Wed)
小さな部分ですが、これも立付け合せに重要な部分。
部品名称は解からない、カウルサイドピラー上部のエクステンションのような部位です。
結構作りづらい部分で、3ピースで製作です。
2011/07/22 (Fri)
先週から少し本業が混み合っていて、ブログの更新が落ちてしまいました。
出来る限り頻度を減らさないようにしようと思いますが、もしかすると・・・もしかします。
そんな時は「忙しいんだ~」と大目にみて下さいね(笑。
そういや、『旧車レストア』カテゴリーがついに3桁いきました!
頻度少ないながらも応援されて5年も続けてきたんだなーと、101件目の記事という中途半端なタイミングで振り返ってみました(笑。
しかし、そろそろカテゴリーも整理しなくてはいけませんね。
一応はそれらしく分類しているのですが、どこまでどう区分すればよいか迷うときもあるので、実際にはだんだんと乱雑な分かれ方になってきているような気がします。
まぁ、それは少し落ち着いたら整理することにして。
本題のヨタハチの紹介です!!
前記事で紹介した部分を溶接し、延長でその前側の部分も張替えしました。
カウルトップも曲面になっていますから、横へと流れた雨水は当然、今回張り替えた辺りに溜まりますよね。
錆びてしまうのも仕方ないのです。
さて、
これでおおよそ左側のフロア~ロッカーパネル、周辺部位までの作業が終わりました。
不安がある部分はほぼ張り替えていますので、作業前と比べるとかなりスッキリしてきたと思います。
ちなみにロッカー前端部の蓋はもう暫く接合しません。
リアフェンダー作業時の鉄粉を出さなくてはいけないので。
防錆してあるとは言え、出来る限り錆の原因だけは取り除きたいものです。
と・・・・。
困ったことにフェンダーを乗せた画像が何故かありません。。
紹介したくないわけじゃないですよ(笑。
ただ、実際の作業はもう少し進んでいて、今ちょっと乗せてパチリと・・・とは出来ない状況です。
なので、
左側面の作業が完了した時に、その辺りも一緒に紹介しようと考えています。
明日から左リアフェンダーです。
2011/07/25 (Mon)
さてさて、ヨタハチもようやく新しい場所の修理に進みます。
暫く、進んでいるような進んでいないような状態がつづいていたので、今回からはまた少し新たな気持ちになって読んでもらえるかと思います。
左のリアフェンダー。
元々、板金痕が酷くて、過去に相当大きなクラッシュがあったと思われます。
インナーに亀裂が入り、リアフロアにもひずみが走っている状態だったので、その辺りからも修理していかなくてはいけないです。
そうなると、当然一番外側のリアフェンダーが邪魔になります。
なので、
いきなりですが
フェンダーアウターを取り外します(笑。
修理するべきか暫く悩みましたが、あれぐらいの状態になっている部位を修理するとなると、手間のわりに効果は上がらないものです。
思い切って交換する方が、仕上がりとコストの両立が量れます。
そういった結論に達したため、
倉庫から引っ張り出してきました!
ほんと1号車のために持っていたのではないでしょうか(笑。
そんな運命的な考えも都度よぎります。
つづく。
2011/07/26 (Tue)
今日も天気良いです。
何かと乾燥工程がある仕事なので、気温が高いことで作業効率は上がるのですが、肝心な作業者が暑さに弱いという残念な状況です(笑。
さて、依頼人様にプレッシャーを感じさせてしまったリアフェンダーです。
今時の車の部品箱の上でパチリ。
いかにも当時の部品とわかる小豆色のプライマー仕上げです。
今時の車の補給部品のような精度ではないので、多少の加工が強いられると思いますが、かなり作業的な負担は少なくなります。
実際に所有していてもボルトオンパーツではないだけに、使用する機会もそうあるわけでもなく、使ったといえば、銀ちゃんのリアフェンダーの一部を製作する際に型取り使ったぐらいです。
1号車の場合は、
・過去のハンマリング痕がかなり酷く修復の手間が部品交換の手間を大きく越えてしまう点。
当然手間がかかる分、工賃も割高になります。割りに仕上がりにも反映され難いレベルです。
・インナーフェンダー(タイヤハウス)にも損傷があるため、取り外しての板金が理想な点。
亀裂があるぐらいなので、水の浸入からの腐食も確認したいところでもあります。
部品単体でのコストを考えると、叩くほうが抑えられるかと思われるかもしれませんが、叩くほうが高上がりになる場合もあり、まさに今回がそのケースです。
私もたまたま部品を持っていたので思い切った決断ができましたが、もし持っていなかったら、、、
以前レストアしたローレルのリアフェンダーみたいに脱着して修理していたと思います。
そう考えると、今回のように交換が一番率の良い作業方法かと思います。
なので、プレッシャーもコストもそう心配なさらないでください。
何より、今回ぐらいの状況で使用しない方がよっぽど勿体無いです(笑。
それだけ魅力的な一台です。
2011/07/28 (Thu)
早いもので7月ももう終わりですね。
夏らしい暑い一ヶ月でした。
それでは、今月最後のヨタハチの作業紹介をしていきます。
リアフェンダーを外してみた結果、円で囲んである部分の張替えが必要になります。
上側の大きな円の部分が大きな亀裂があった箇所です。
後ろ側の張替えもありますが、ひとまずこの2箇所を使用するリアフェンダーと合せながら製作していきたいと思います。
2011/07/30 (Sat)
過ごしやすい一日の昼休み。
事務処理があまりないので今日は時間がとれます(笑。
作り直したインナー前下部。
曲面が多いためピース分けして作りました。
製作中は使用するリアフェンダーに合せながら調整します。
タイヤハウス部分は・・・製作中の画像が見当たりません。
ちょうどこの辺りの作業をしているときは、少し本業が立て込んでいたので、製作中の画像を撮り忘れていますね。。。。
接合後の画像ですがご勘弁を。
次はインナー後端部と、フロアサイドの下部です。
カットした部分を製作し、張り替えていきます。
と・・・・
次の画像も実は見当たらないのです・・・・(汗。
今回はひとまず失礼して、次の工程の説明(言い訳)を考えておきます(笑。
2011/08/02 (Tue)
コメントで再三言い訳をしたので、もう伝わっていると思いますが。
前回の記事の続きで、フェンダーインナーの後端部分とリアフロアサイドの張替えを紹介したいのですが、画像撮り忘れていたので、この段階での紹介は不可です。
言い訳せず素直に・・・
ごめんなさい!
ですが!
今回掲載の画像でその辺りも写っているので、進捗が前後してしまいますが、纏めての紹介という事で納得してもらえないでしょうか(笑??
その前にちょっとした張替え部分がありましたので軽く紹介。
ここもフェンダー取付に向けての準備。
ちょっとした部分ですが腐食していた欠落していたので製作です。
ゆるい丸みと、薄く消えていくプレスが意外と絶妙でした。
さてさて。
変なタイトルをつけましたが、ここからが今回の記事本番です。
数日間、仕事の合間を使いコツコツと鉄骨を切ったり溶接したりして
2200*4200*2000(mm)
の枠を作っていまして。
まぁ、ご来店されるお客様からは「何してるんだ?」って不思議そうな顔されながら、出来上がれば、更に「何してるの?!」って言われる物を作っていたのです(笑。
じゃーん!!
簡易ブラスト室です!
カーベキューに乗せているので作業性も良いですし、フェンダーが付いていないこのタイミングで一度錆を落としておいたほうが良いので、先のこの作業を優先します。
反対側のインナーは・・・・、外した時にまた考えます(笑。
まぁ、右側インナーだけでしたら小さなサンドブラストガンで地味にスポット的にやってもいいですし。
とりあえず、この状態で出来る範囲だけは済ませておこうかと思います。
あ。
フェンダーロア部とリアフロアサイド部の張替えわかりますよね(笑?
って・・・やっぱり怪しい(笑。
でも、決して悪いことはしてませんよ(爆。
2011/08/04 (Thu)
1号車に風景を楽しみにされていた方には申し訳ないですが、ブラストに少々時間を要しますので、関連外の記事でつなぎます。
ここの破損って結構多いのではないでしょうか?
そんな箇所の記事です。
先日の事なのですが、昨年譲りましたパブリカのアウターハンドルを修理しました。
取付時には中古の良い部品をつけたつもりだったのですが、当時からロックの部分に亀裂があったのでしょうか・・・ロックが出過ぎて車体のロックピラーに擦ってしまうようです。
いきなり修理後画像ですが(笑。
円で囲った部分にやはり亀裂がありました。
パブリカ、ヨタハチのオーナーさんでしたら、壊れやすい場所だと認知していると思います。
加えて溶接が出来ない合金素材なので、勿体無い思いをする部分かと思います。
今回も交換しようにも持っている数セットの中古品はほぼ全滅。
とも無いのに限って、それ以外の状態が悪いという、旧車あるあるです(笑。
なので、修理しました。
弱い部分なのできっとお困りの方も多いと思います。
修理の一例として参考になればと思います。
割れている部分に見合う鉄板(1.2mm)を一枚作ります。
その鉄板を本体に当てるのですが、出っ張らないように、本体側の鉄板があたる部分を鉄板の厚さ分だけ削ります。
そして、ロックを挟んで2箇所、鉄板と本体にビス穴を開け本体の穴をタップ立てして、ビス(2mm程度)で接合します。
接合後、ビスの頭を擦って薄くして完成です。
耐久性、強度的にどうか・・・と言われるとまだ実証できていませんが。
補修箇所は車両に取り付けるとドア内側に密着する部分なので、鉄板部分にかかる負荷は欠落前とあまり変わらないはずです。
暫くは安心して使えると思います。
今回、この方法で修理することにより、ハンドルのガタが無くなりロックとしての機能も回復しました。
2011/08/06 (Sat)
真夏日が続いていますね。
夕方になってもあまり気温が下がらないので、ばて気味ですがサンドブラストが終わったので暑さからは開放されるかと感じています(笑。
夏休みの予定をお知らせです。
今年は暦の関係上、割と少なめ(笑。
8月13日(土曜日)~8月16日(火曜日)まで夏期休暇になります。
それでは、紹介していきます。
前から後ろからパチリ。
使用した砂は新品や再使用砂合せて合計50Kgぐらいでしょうか。
かなり荒い砂(#36~#60程度)を使ってやりました。
4,5日篭っての作業でしたが、全て綺麗に鉄部分がでるまでは難しいですね。
錆自体はかなり落とせているので、あまり時間を空けないうちにこの上から防錆を塗り、プライマーを塗り・・・と仕上げておけば、かなり安心していれると思います。
近い作業として、これで安心してリアフェンダー取り付けられるのが嬉しいです。
ちらほらと赤い部分が見えますが、、、、その辺りは剥がすのをやめた部分です。
残っている赤い部分は元々の塗装ですので、下から錆が出てきていないうちは無理に剥がさないで良いです。
あちこち上塗り剥離の都合で、新車時の塗膜や下地層を剥がしてしまいますが、出来ることでしたらここは残しておいた方良いんですよね。
実際、密着も大変良くて簡単には剥がれません。
そんな剥がれない部分は無理して剥がさない方が後のトラブルは少ないと思います。
お疲れ様でした~。
使ってみて色々と改良点が見つかりましたが、次いつ使うか解からないので、大雑把に解体しました。
2011/08/09 (Tue)
暑いですねー。
35℃超えしている地区も結構あるようで、全国的に真夏日なのですね。
ちなみに私のところは33℃らしいです。
昨日と変わって湿度が低い分かなり過ごしやすいです。
さて、
連休前にブラスト後の作業をもう少し紹介したいので、もうちょっとお付き合い下さい。
リアフェンダー取付の準備としてブラスト前から進めてい辺りです。
バックパネル下部や溶接しろを作ったり、リアフロアサイド、タイヤハウスのロア部分やハウスの溶接しろ・・・。
これで、リアフェンダー周辺部分の張替えが全て完了しました。
そして、
防錆塗料の試触乾燥を確認後、プライマーを塗布。
張り替えた辺りに僅か溶接の痕が確認出来るので、パテを軽く流して目立たないようにしておきました。
まぁ、ほとんど隠れてしまう部分なのですが、業者からの視点を考えれば、そういう部分こそ一手間かけたい所だったりします。
スポットシーラーも塗布して準備万端!
次回は接合です!!
2011/08/11 (Thu)
毎日暑くて干からびそうです(汗。
こっちより暑さの厳しい中、節電を強いられている本州のみなさんは大丈夫でしょうか?
暑くて夏らしいのですが、あまり無理せず労わりながらお過ごし下さいね。
さて、連休前に区切りの良いところまでと思って更新していました。
ようやくリアフェンダー取付けまできました!
では、早速その風景をUPします。
前回の引き続きで取付です。
新品パネルとは言え、当時のプレス精度ではやはりポン付けとはいかず多少の手直しが必要でした。
まぁ、生産時の個体差や後の張替え、僅かな歪み等もあると思いますし、ある程度は覚悟はしていました。
ルーフ側との繋ぎはハンダではなく溶接です。
かなり迷ったのですけれども。
結局、ハンダのように別の素材を厚く乗せて接合となると経年後割れて剥がれてくる恐れがあるので、賛否があると思いますが今時の(笑)接合方法をしました。
スポット溶接が可能な部分はこうして接合してあります。
当時のような打痕を出来る限り再現してみました。
ただ、あまり捩り過ぎるのも接合不良の恐れがあるので程々です。
ボディーワークはようやく折り返し地点にきたかなと思います。
都度考えてばかりでしたが、大体予定通りかなーとも感じています。
数日間お休みで更新出来ず申し訳ないのですが、また連休明け頑張って作業したいと思います。
それでは、よいお休みをお過ごし下さい!!
2011/08/12 (Fri)
夏期休暇ですっかり日にちが空いてしまいました。
が・・・・
充電完了したのでまた張り切って更新頑張ります!
では、さっそく、タイトルの部分から。
タイトルではそれっぽい名称で書きましたが、正式名称はRrピラーリインホースメントとなっています。
一応単独で供給されていた部品なのですねー。
もちろん今となっては出るはずもなく。製作です。
ロッカーインナー交換でカットを余儀なくされる部分です。
以前も製作してあったのですが、ロッカーインナーの形状が違っていたので、関連するこの部分も少し形が違ってました。
内部を防錆処置して、接合しました。
まぁ、こうして終わってみると帳尻があったと言いますか(笑、
着実にこの状態に近づいていたのです。
次回からは折り返しの作業になります。
2011/08/18 (Thu)
今週1週間は何だか早いですね。
前半2日が休みでその後も慌しく過ごしていて、あっという間に週末です。
いまいちテンポに乗り切れず何をしていたんだか・・・(苦笑。
一方、ヨタハチは。
いよいよ右側の作業に突入です。
入庫当初の画像を使用している訳ではないですよ(笑?
まぁ~・・・左側とは真逆で、ビフォーアフターのようです。
ロッカーパネルをバッサリと切り離しました。
フロアも既に無い状態なので、かなりスッキリとしていますね。
左側の作業をした後なので、あまり躊躇することなく進めています。
連続した作業ですので、少し慣れててスピードアップしています。
とは思えど、形状が違うので再使用出来ないのが残念です。
2011/08/20 (Sat)
今週も始まりまして、順調にレストアを進めています。
作業も左側とほとんど同様に進めているので、ご覧になられてる方には少し物足りないかもしれないですね(笑。
わたくしも慣れてきたとはいえ、ここぞと慎重に作業していますので、お付き合い下さい。
左側同様、フロアクロスメンバーのスポットしろをロッカーインナーと一緒にカットしたので、作り直してました。
クロスメンバーの腐食部分は左側作業時に一緒に済ませておいたので、ちょっと楽ですね。
一緒にフロアの加工もしていき取り付けの準備。
左側と右側では元々から寸法が違うので、そのあたりを踏まえてトンネル部分への立ち上がりを適当な長さで作ります。
今までレストアしたヨタハチでは、過去にロッカーインナーやフロアの張替えがなされてない車両だったので深く寸法まで考える必要がなく、ほぼ現車合わせの作業でしたので、細かな寸法までわかりませんでした。
ですが、今回ロッカーインナーの形状違いによる寸法の誤差を知る必要が出てきたので、私のヨタハチ(フロア張替え無)で採寸してみました。
すると・・・右側の方が約20mm広くなっています。
20mmとなると、目に見えて幅に違和感を感じます。
なぜ?と言われると、まだわかりませんが(苦笑。
依頼人様がもとより気になされていた寸法違いは過去の損傷履歴だけではなく、このような事も重なったせいかもしれませんね。
今時の車両のように車体全体の寸法図でもあれば良いのですがねーー。
整備書でも確認できるのはフレームの辺りだけですし。。
いっそ作りますか!
・・・・・・って、嘘です(笑。
2011/08/22 (Mon)
暫くぶりに晴れ間が出て、暖かい一日でした。
お盆を過ぎて、一気に涼しくなったので、たまの陽気には気分が良くなります。
さて、それではいってみましょー。
前回の状態では20mm+α程度で少し大きめにカットしていたので、数回仮止めしながら、現車合わせでフロアの不要部分をカットしていき、バイスクリップで固定。
接合しました!
記事の手抜きじゃないのですが、特記する程の注意点もなく(汗。
強いて言えば、左右の寸法違いには注意しなくてはいけない点でしょうか。
左側同様に、仮止めで良い位置が決まったら小さなビス穴を開けて目印にするのが一番間違いない方法かと思います。
カウルサイドです。
次にロッカーインナーの張替えが控えているので、その為の準備。
ロア端部のスポットしろを作り接合しておきました。
ここまでになっていたらインナーは比較的楽に付くので、明日またUPできるかなー。
お楽しみにー!
2011/08/24 (Wed)
近頃天気が悪いですね。
連休明けてから、まともに晴れたのも昨日だけです。
裏庭の枝豆たちが収穫時期を迎えているのですが、最後の詰めがこの天気では。。。
もうすぐかと、楽しみにしているのですがお預け状態です。
さてさて。
予定通りロッカインナーは終わりましたので、早速紹介していきます。
接合です。
前側のダッシュロア部分とフロアクロスメンバー部分はこの段階で接合しておきます。
下側部分はこの後、ロッカーアウターと一緒に接合するので、数箇所だけ部分的に接合しておきます。
ここまでは比較的楽に進めるのですが・・・。
カウルサイド、ドアヒンジピラーのあたりが左側同様にきっと苦労するでしょう。
2011/08/25 (Thu)
今日は快晴。
スカッとした気持ちの良い十勝晴れです。
仕事後の野菜の収穫を楽しみにしています。
って・・・
そんな私事の楽しみの前に、まずは更新ですよね(笑。
では早速、UPします!
左同様に前側を残してのカウルサイド取替です。
正直、ここまで腐食しているのもあまり見たこともなかったのですが、弱い部分なのでしょうかね?
結構やっかいな部分なので今回だけであって欲しいです(笑。
作り置きしてあった張替え部分。
左側型紙を反転させて製作したので、多少の誤差があるかもしれませんが、サイズも形状も修正できるので問題ないかと。
この作り置きって・・・供給部品があった感覚になるので、気分的に楽させてもらったようなお得感が得られますね(笑。
難問はまだ沢山ありますが、軽い足どりで一歩進めた日です。
2011/08/27 (Sat)
えーーーと。
やはり苦労していまして、更新が遅れています(汗。
ドアとフェンダー、ロッカーパネルのチリを合せているのですが、どうもスッキリせず。
初心に戻り自分のヨタハチで採寸しながらどこがどうおかしいのか探していくと・・・。
ヒンジピラーとドア、そしてドアロックピラー辺りに怪しい要素を発見しました。
左側は部分的に張替えをして再使用出来ましたが。。。
右はご覧のようにかなり厳しい状態です。
下側半分を作り直しているのですが、フェンダー取り付けナットの位置も5mmぐらい外れていますし、それ以外も腐食が激しいので不安が残ります。
ドアとフェンダーの立て付けに大きく影響する部分なので、こういった部品が必要になります。
左側の張替えで苦労を経験したので、これを使う効果は相当なものかと思います。
問題の一つが解決。
かなりスッキリしましたが、あと一歩です。
これからまたドアとロックピラーの辺りをもう少し探ってみようと思います。
2011/08/30 (Tue)
ドアのチリがなかなか合わないので、部品とにらめっこしてました。
アウタースキン自体のヘコミや歪みは、今は差当たって問題ではなく、この丸印の部分の立て付けが問題です。
内外への出入りはピラーで解決出来ても、前後上下方向へのすき間がバラバラで、どこか一箇所を合せると他が余計に悪くなるという不思議さ。
周辺パネルの立付けバランスもまだ完璧ではないにしても、回りも一緒に調整しても同じ傾向。
って事で、ドアを考察してみました。
ドア前側上と下の裏側に張替えの形跡あり。
この辺りもしっかり補修してありますし、ドア内側の陰までしっかりと下処理塗装していますし、ちゃんと作業されているんだなーと感心。
感心してみたのですが・・・・・・・・
内側の陰なんて普通しっかり塗装できません(笑。
アウタースキンを外さない限り補修塗装では不可です。
って事はですよ・・・・アウターのミミを起こしてスキンを剥がして、また取り付けてとする過程で折り返しの位置が狂ったという事も考えられるのです。
分解は私もよくやる作業なので、うっかりするとしてしまいがちなミスです。
剥がしてそのまま取り付けでしたら失敗も少ないのですが、剥がしてインナーを部分的に張り替えてまた取り付けとなると、アウターを形状なりに折り曲げて収めるので、内側を正確に作らないと自ずとアウターの寸法は狂います。
そんな推測を基にまたまた中古ドアを引っ張り出してきて・・・・
あらスッキリ(笑!
どうして早く、このドアを付けてみなかったのでしょうねー。
このドアもピラーと同じ車両からの部品ですから、余計に相性が良いのかもしれませんね。
このドアを使って作業を進めたいと思います。
気づくとちょっとサービスショットですね。
フェンダーロア部が終わったり、ロッカーパネルが付いていたりと意外と作業進んでいます(笑。
中間工程は・・・・どうしましょ?
左側と同じなので割愛してもいいのだろうか迷います(笑。
2011/09/02 (Fri)
台風の影響で北海道でもずっと強い雨が降っています。
昨日はやや良い天気だったのですが、土曜日と今日はどしゃぶりです。
さてさて、ヨタハチのレストアですが、前回の記事のとおり密かに進んでいまして、実はリアフェ・・・
まぁ、順調に進んでいます(笑。
かなり中間を飛ばしてようやく現実に追いついたのですが、いくら左側と変わりないと言ってもさすがに紹介しないわけにはいかないですよね(笑。
なので、早足気味で飛ばしてしまった中間工程を振り返って紹介していこうと思います。
チリ合わせの重要なステップ、Frフェンダーの張替え。
左側もそうでしたが、サイドマーカー部分が埋められていたり、その他も部分的の張替えや加工が必要ですが、差し当って必要な作業は、後ろロア部分の張替えです。
薄いラインが引いてあるあたりからのカット張替えです。
下部は腐食をカットせず、その上から当てて溶接してありました。
いつの溶接なのかわかりませんが、張り付け後にも表面処理せず暫く放置してあったようなので、更に状態を悪くしてしまったのではないでしょうかね。
左側よりは小さな面積で済みました。
後は、双方の接合部分に約1cm幅のヘミング加工(段差づけ)をして溶接して完了です。
2011/09/05 (Mon)
昨日の更新に引き続き、作業工程を振り返って紹介していきます。
かなりザックリですが、左側とほとんど同じ作業工程をふんでいるので、この辺りはあえて特記する程のこともなく、左側を参照してもらえればと思います。
ロッカーパネルアウターです。
左側同様に、補強とアウターを下部から接合しておきます。
その後、インナーとの接合面にスポットシーラーを塗布して、やや乾かします。
2011/09/06 (Tue)
張り切って次々画像を上げていましたが・・・。
次のドアヒンジピラー周辺を作業している画像がなく。。。。
すみません。
なので、チリ合せ完了後の画像を。
前後のパネルとの隙間もロッカーパネルとの出入りもおおよそOK。
あとは微調整でどうにでもなる範囲かと思います。
リア側は剥がしてしまいますので、チリはまだまだ調整出来ますし、プレスラインさえ狂っていなければ問題なく合うと考えています。
今回で右サイドの課題を一旦〆ます。
明日から右リアフェンダー編へと進みたいと思います。
右側面終了までもう少しお付き合い下さい。 m(_ _)m
2011/09/07 (Wed)
少し本業が混んできています。
もしかすると、少しの間更新が滞るかもしれませんが、ご勘弁を。
ひとまず、時間に余裕のある今のうちにちょっとだけ更新しておきます!
右もRrフェンダー取り外しです。
ドアのすぐ後ろ、ロックピラー周辺で過去の修復暦あり。
ロックピラーは単体になるので、修理する事にして。
Rrフェンダーは新品と取り替えなので左側同様に作業を進めていきます。
アウターを取り外してしまえば、インナーの張替えや防錆もしっかり出来るのがメリット。
それよりも気になる部分を発見です。
ホイールハウスとロックピラーの間の黒い部分。
・・・・・・・・穴です(汗。
腐食による穴ではないので作業途中なのか、張り替え忘れなのか。
インナーのパーテンションサイドにあるリインホースメントだけで繋がっていたようです。
まぁ、良いのか悪いのか解かりませんが、発見出来たことは今後には良いことと思う事に(笑。
この辺りのパネルの張替えも平行して行っていきます。
簡単な記事で申し訳ないのですが、今日はこのあたりで!
2011/09/09 (Fri)
何だか久々の更新のような気がします。
今月に入ってから何かと忙しく、ブログに意識が集中出来ていないからでしょうか。
本業が少し混み合っているので、頭の中はそっちばっかりで、出来る限りヨタハチを触る社長の手をフリーにすべくちょこまかと頑張ってます。
そんな感じですが、ヨタハチはコンスタントに進んでいますのでご安心を(笑。
今日の一枚は
タイヤハウス(Rrフェンダーインナー)後端部分。
左側よりはやや小さい面積の補修でで済みそうです。
この辺りも大方はダメになる部分ですよね。
号車も既に過去に鉄板を当ててありました。
腐食の上からパッチを当てていたので、原型は辛うじて残っていましたが、もちろん使用は不可でした。。。
Rrフェンダーとの関連を見ながら微調整して製作です。
障害がない分、作業性は良いのかも(笑。
短めの記事ですけれど、後日また取り付いた画像をUPします!
2011/09/13 (Tue)
日曜日の天気が気になってしょうがない近頃です(笑。
今年最後のイベントでしょうから、天気良く締めくくりたいですねー。
それよりも・・・・っと・・・。
今日はレストア記事ですのでご安心を(笑。
前回カットした部分を製作し接合しました。
フロアサイドとRrフェンダーインナーの2枚です。
周辺部分は思った程痩せていなく、錆落とし程度でOK。
サンダーかけっ放しでちょっとギラついて写り悪いですが(汗、もう少しハンマリングしながら均していき、砥石の番手を落としたサンダーで研磨して、プライマーへと進みます。
あ。
その前に。
Rrフェンダーインナーの前側を何とかしなくてはね。
その辺りは後日またUPという事で、昼からも頑張ってきまーす!!
2011/09/15 (Thu)
携帯から投稿。
インナー前側のロア部分です。
前方からの撮影。
元のロッカーパネルインナーの形状に合わせる為に、リアフェンダーインナーの形状も変わって作られています。
このままでは接合出来ないので、改めて作ります。
それではまた後日!
2011/09/16 (Fri)
ここ数日のブログのアクセス解析を見ると、『第10回ノスタルジックカーフェスティバル 十勝』で訪問される方が物凄く多くてビックリしています。
北海道のイベントではかなり注目されている1つのようですねー。
残念な天気で、台数が例年の半分ぐらいだったようですが、一般の来場者は例年並みと天気が悪いながらも、楽しみにされている方が多数いたのでしょうね。
昨日の記事で少しですが、紹介していますのでご覧くださいね。
さてさて、
ブログの本題とも言えるレストアの記事の再開です。
タイヤハウス前端部分です。
形状違いによる作り直しだったので、何だか勿体ないなと思いながら。
しかし、良さそうでも下側で隣接パネルと接合出来ない状態では、使えませんので、割り切って作り直しです。
一緒に、欠落していた、ロックピラーとタイヤハウスの間の部分も制作し接合しました。
見えない部分の地道な作業もこうして紹介出来るのもブログのメリットの一つ。
ちゃんと頑張ってます(笑。
いよいよ骨格が出来上がってきました。
リアフェンダー取り付けまであと少しです!!
次はタイヤハウスのスポットしろの辺りの作業です。
2011/09/21 (Wed)
昼休みに更新する予定だったのですが(汗。
遅くなってしまいました。
さて、前回の続きいってみましょ!
ホイールハウスのアーチ部分。
丸くすれば良いんでしょって思うぐらい簡単に見えますが、実は難しいです。
ミミを付けることによってどんどん反っていくので、そこを伸ばしながらアーチを作っていかなくてはいけません。
素地むき出しの為、防錆剤を塗布。
そして上にプライマーを塗布して、Rrフェンダーインナー完了です!
プライマーを塗ると一気に進んだように見えますね(笑。
かなり厳重にコートして下地を作っていってるので、当時の仕上げよりかは持つと思うのですが・・・とかなり期待しています。
さて、次回はいよいよRrフェンダーの取り付けです。
ようやくボディワークの出口が見えてきました。
ではまた!!
2011/09/22 (Thu)
今日は休日ですが働いています。
休みが続いたので、たまにはこう言う日もあります。
さてさて、ヨタハチの進行具合ですが。
Rrフェンダー取り付け準備です。
接合部分にスポットシーラーを塗っておきます。
よく使っていますこのシーラー、実は良い働きをします。
スポット溶接すると熱で溶けてくれて溶接部分の防錆をしてくれます。
以前、一般修理の再入庫車両で同じ部分を取り替える事があった際にその効果を確認できました。
ちゃんと防錆を発揮していましたので、改めてこれは必要なんだなと感じました。
念入りにペタペタ塗っていきます。
こっちのRrフェンダーは、予めロックピラーをフェンダーに接合して車体に合せるようにしました。
準備は整いました。
次回はいよいよ接合完了です!
2011/09/23 (Fri)
すっかり秋の気配です。
気温も20℃前後で、夜になると少し肌寒くストーブを付けたくなります。
暑くもないので動きも良く仕事は快適に送れています。
一方、一号車はリアフェンダーが取り付けられまして、更に熱くなっています(笑。
ボディ右サイドの張替え作業がおおよそ完成しました!
これでようやく、ヨタハチとして見えてきたかもしれませんね。
途中からこのブログを見始めた方は一瞬何の車か解らなかったかもしれませんね(笑。
というより、ここまでバラバラにして直るのかって思われてたかも(爆。
思い起こせば、カウルサイドに始まり、ロッカーパネル、Frフェンダー、Rrフェンダーの張替え。
全てはこのチリを意識しての作業です。
平均した隙間で収まっているので、あとはわずか調整すればチリは落ち着きます。
ようやく形になってきて、依頼人様にも喜んでもらえる状態になってきたかと思います。
実は、、、今日こうして画像をUPするのを楽しみにしていたのです(笑。
またこういった楽しみな瞬間が早く訪れるよう、がんばってます。
今日はトランクフロアの補修作業を進めています。
その辺りは、また順を追って後日にでも紹介したいと思います。
それでは、引き続き良い連休をお過ごしくださいね!
2011/09/24 (Sat)
9月ももうすぐ終わってしまいますねー。
ついこの間、お盆だったような気がしているのですが(笑。
暑くもない寒くもない、この過ごしやすい時期に一生懸命ヨタハチの作業を進めたいと思います!
さて、今回からリアフロアの作業に移ります。
Rrフロアの裏表の状態です。
水気の溜まりやすい部分だったのでしょうか。
この辺りは上面からの腐食です。
ロウ付けで埋めることも考えましたが、40cmx50cmぐらいの間に腐食が分布しているので、必要範囲でカット交換しようと思います。
そう思いながら裏側を見つめていると・・・〇の部分のような数字をあちこち発見しました。
Rrショックアブソーバー取付近辺のリブ。
4.8~5.0の数字が書いてあります。
もちろんRrフロア裏側のリブの部分にも同様に4.7~5.1の数字が書かれていました。
製造時のプライマーの下側、パネルの鉄素地に書かれているので、メーカーでの記載でしょう。
リブに打たれているのを考えると、おそらくリブの深さをチェックしたメモかと。
私も計測してみましたが、おおよそその位の数値になります。
どの程度の数値が規定値なのか分からないですが、型やプレスの微調整段階だったのか、検品し規定値内だったのでOKとして取り付けられたのか。
今まで見たことのないメーカーのメモのような数字なので、推測で書いていますが、もしご存知の方がいましたら教えていただけないでしょうか。
2011/09/26 (Mon)
先日から記事に広告が入るようになってしまいました。
まぁ、無料で使用させてもらっているので、仕方ないですが、まだ違和感があります。
月額200円で広告が消えるらしいので、我慢できなくなったら考えようかと思います。
なので、これからは私の意図とは反した広告が出ます(笑。
さて、Rrフロアの張替え風景です。
数字が浮き出てきた事もあり、カットも躊躇したのですが、それよりも車体を良い状態にするために予定通りカット作業を選択をしました。
その他も数箇所点々とありますが、その辺りはロウ付けもしくは溶接で塞がりそうなので、特に集中して腐食穴があるここだけをカット張替えです。
またいつものようにリブ打ちの金具を作り、プレスで押します。
色んな部分にリブがあるので、使いまわし出来るかと思っていたのですが、毎度違うんですよねー。
リブを計測して数値を書こうかと思いましたが(爆、
きっと数値がかけ離れてしまうんだろうなー。
Rrフロアの張替え終了!
これでボディの張替えはおおよそ終わり、プライマーを塗布してアンダーコートへと進みます。
2011/09/29 (Thu)
今日で9月も終わりです。
1号車のレストアが始まって約5ヶ月が経過しました。
張替えがようやく終わりに近づいてきて最近では下地作りをしています。
そろそろカーベキューから降ろしての作業に移る予定なので、回転する今のうちに下廻りにアンダーコートを塗布して次の作業に備えようと思っています。
今回はその前の準備です。
タイヤハウス内にあるナット。
室内の付属品取付の時にネジを折ってしまわないように錆を落としておきます。
なんじゃこれと思われるかもしれませんね(笑。
配線配管のクランプです。
こんなに必要ないとは思うのですが、かなりの部分のクランプが折れていたり欠損していたので、何個使うかわからず、纏めて大量に作ってしまいました。
そして、トーションバーホールのカバーです。
このカバーの取り付けナット(ボディ トンネル側)の位置が左右違っています。
付け替えた後がないので、元々おおよその位置に溶接した模様。
試作車ゆえ(?)でしょうか。。。
合わせて製作したカバーは、もちろん1号車専用です(笑。
細かな準備があって、プライマー工程になかなか進めないですが、塗装してからでは溶接出来ないので、この段階でやり忘れのないように私のヨタハチで確認しながら進めています。
2011/09/30 (Fri)
10月1日ですね。
今月こそは月間の更新18回の壁を破ろうと目論んでいます(笑。
今工場の中には、BEATとコペンとヨタハチの3台が入っています。
コンパクトスポーツカー(2シーター)だけしかいない不思議な状態です。
2シーターの車両自体少ないのですが・・・ちょっと珍しい光景です。
さて、ヨタハチの進捗です。
エンジンルーム側のプライマー塗装は、カーベキューから降ろしてフェンダーとマスクの調整作業が残っているのでこの段階では保留。
それ以外のボディー全体は塗装してあります。
今回は流れで下廻りだけの画像ですが、外板は後々UPします。
シーリングを入れていきます。
元々は入っていない部分なのですが、多くはパネルの合わせ目から腐食が進みます。
今後の腐食を防ぐ為にはシールしておく方が良いです。
ただ、あまり厚く入れると、過修として目立ってしまうので、あえて薄めに、目立たない程度で最小限で入れておきました。
2011/10/01 (Sat)
週明けらしい慌しい一日です。
先ほどご飯を食べてこれから後半戦です(笑。
工場へ行くその前にまず更新を!!
アンダーコートの塗装が終わりました。
メリハリがあっていい感じです。
塗り忘れのないように、カーベキューで車体を回転させながら体勢の良い状態に動かして塗装していきました。
これで下廻りが終わり、まだ更に一歩前進できたと思います。
2011/10/03 (Mon)
ボディの下地作りと平行して、ボルトオンパーツも進めていました。
ボンネット。
お送りいただいた時点でもおおよその剥離は終わっていたのですが、それからもう少し細かい部分の剥離をして、面を整えました。
アルミなので、あまりしつこく板金も出来ません。
大きな歪みなくても、やはりパテのお力をお借りすることになります。
裏側も同様に旧塗膜がないぐらいまで仕上げました。
残念ながら数字は見受けられず。。
もしかすると、1号車には車体番号に準じた番号は打たれてないのかもしれませんね。
ちなみにトランクも、エプロンもです。
試作段階の車両でしたらあえて打つ必要もないですよねー。
2011/10/05 (Wed)
最近北海道では熊の出没が多いようです。
原因はどんぐり不足らしいのですが。
私のところも山沿いの街なので、出くわさないかビクビクしています。
それと、鹿との遭遇も多い時期になりました。
峠や山間部の運転は気をつけてください。
さて、ヨタハチの状況ですが、ボルトオンパーツのプライマー塗装です。
Frフェンダーだけは、カーベキューから降ろしてマスクと調整をしながらの作業なので、現段階ではまだ張替えた状態のままで保留にして、それ以外の作業を進めています。
ボンネット。
やや、乾燥が悪いのが欠点ですが、
密着が良く、膜厚もかなり厚めに付くので面だしで小さな凹凸は抜けます。
しかし、やはりこれだけでは歪みは残ってしまうので、そういった部分へはパテを使用して、仕上げていきます。
2011/10/06 (Thu)
実作業はカーベキューから下りて、マスクとFrフェンダーの立付け調整へと進んでいます。
記事もようやく、作業に追いついてきてきました。
その前にボディに取り付けておかなくてはいかない部分がありました。
カウルサイドスプラッシュシールドです。
フェンダーとタイヤハウスとの隙間からの水を遮るプレートです。
平面にするとこんな形です。
ずっと前に知り合いから型取り用にお借りした新品プレートから原型を写したものです。
ここもダメになりやすい部分で、お問い合わせをいただく事が多かった事もあり、量産を試みたのですが・・・・・・・・。
難しいのです。
そして、近隣パネルに加修があると取り付かないですし、量産は断念しました。
ただ、今回は左右どちらもダメなので、原型を元に形を作り現車合わせで微調整です。
出来上がりです。
プレート自体は比較的早い段階で出来たのですが、外側のミミ、(何ていうんでしょう・・?)フェンダーに当る面にクランク型の細いシールの溝(笑)が難しいのですよ。
何とか形が出来たら、プレートと’溝用のミミ’をスポット溶接して完成です。
このプレートほぼ左右対称なのですが、一番上の〇リブだけ逆リブなのですよね。
これは間違ったわけじゃなく、これで正解なのです(笑。
2011/10/07 (Fri)
今日から連休の方も多いのではないでしょうか。
少しずつ紅葉も見られる時期になってきたようですし、この秋の陽気の中ドライブなんて気持ちいいんでしょうねー。
さてと、ヨタハチです。
マスクとフェンダーの作業に移るためにまずはカーベキューから降ろさなくてはなりません。
社長と私の二人で車体を持ち上げたりしながら(笑、1段ずつ降ろしていきまして・・・。
はい!降りました!!
スッキリしてます(笑。
この後またカーベキューに乗る事はないです。
これからの作業はこの状態で、進めていきます。
押し引き可能!
そして、ぐるぐる回せるのでこれはこれで作業性が良かったりします(笑。
しばらく串刺しで、ある意味変わり映えない光景だっただけに、ただ降りただけですが、凄く進んだような気がします。
気分も変わり張り切って作業中!!
あ。
前回の記事のスプラッシュシールド取り付いていますのでご確認を。
2011/10/08 (Sat)
昨日更新できなかった部分。
マスクとフェンダーの立付け調整です。
Frフェンダーの前側下部。
マスクとの取り付け部分が腐食しているので、ミミをカットして同形状の部分を作り、接合します。
しかし・・・・・・
この緩やかなアールが新品マスクのアールと合わないのですよ。
左右のフェンダー共に同じぐらい曲面が違うので、マスク側の調整が必要なようです。
この痕から察するように、マスク側に丸みが足りなかったのです。
そのため、部分的に切れ目を入れて詰めて接合すると丸みはきつくなります。
当時の新品パネルはどの部分をとってもポン付けとはいかないですね。
まぁ、今の部品の精度が良すぎるので、こういう風に感じるのかもしれません。
2011/10/12 (Wed)
フェンダーとマスクの調整が終わりましたのでUPします。
溶接痕が何となく見えるかと思いますが、フェンダー側ライトリムが取り付く辺りが腐食していたので張り替えました。
ここも構造上、埃や泥が溜まりやすい部分なので、どうしても痛みやすいですね。
ライトリムを取り付けてみると顔っぽくなりました。
こんな魚いませんでした(爆?
付属品とのバランスもこの段階で点検。
依頼人様が心配していたフェンダーとの立付けもクリアーできたと思います。
しかし、マスクのライトリム取り付け穴も巧い具合(?)に外されていて(笑)、マスク側の取り付け部にちょっと加工が必要でした。
接写ですが、かなりヨタハチらしくなってきたかと。
2011/10/13 (Thu)
昨日更新するつもりだったのですが、ちょっと時間ができませんでした。
すみません。
さて、気を取り直していってみましょ!!
室内側のパネルの合わせ目にシーリングを入れました。
隙間からの湿気や埃で膿んでしまわないように、元々は入っていなかった部分へも引いておきます。
リアフロアもこういった感じでシーリングが入りました。
パネルの合わせ目にスポットシーラーを塗り、隙間に水気や泥が入らないようにシーリング。
接合部分を外気に晒される事が無いので、暫くの間は合わせ目からの腐食は防がれるはずです。
パネルの合わせ目や袋構造の部分から腐食は進みます。
そういった部分へは出来る限りの防錆対策をしておくことが重要かと思います。
2011/10/15 (Sat)
今日のこちらは風が強くて、何か飛んでくるんじゃないかと何となく落ち着かなく作業していました。
こんな日は車の乗り降りする時のドアの煽りには注意しなくてはいけませんね。
さて、ヨタハチです。
エンジンルーム内にプライマーを塗布しました。
仮止めだったマスクを一旦外しての作業なので、一歩後退(?)したように感じられるかもしれませんが、マスクがあると影の方までは塗りづらいのでこの状態で塗りました。
この後、一日程このまま乾燥させて、足付けしてサーフェイサーへと進みます。
その間に小間物ルーフの辺りを進めていきます。
マスクが無い状態なので、あまり進んだ気がしないですが、確実に一歩前進している
・・・・・はずです(汗。
2011/10/17 (Mon)
更新が少し空いてしまいました。
ネタ不足です(汗。
話題を途切れないようにと、若干のタイムラグとつけながら調整してUPしていましたが、ここに来て実作業に記事が追いついています。
それもそのはずです。区切りまで数日かかる作業でも1日の更新で終わりです。
現在では乾燥工程や足付け作業がはさまるので、更新できるほど進まないのです。
それでも2日時間をいただきようやく紹介できる状態になりました!
マスクもプライマーを塗布して溶接。
その後、エンジンルーム内と一緒にサーフェーサーを塗り完了。
うーん。。
プライマーとサーフェーサーの色の違いが少ないので、代わり映えしないのが辛いところです。
ちなみに後ろにチラリと見えるフェンダーも乾燥の合間に進めていたので、ああ見えて実はサーフェーサー塗ってあります。
フェンダー、ボンネット、ドアにトランク、そしてルーフはほぼ仕上げの段階までになりました。
全体の工程を考えるとあと一息!!
2011/10/20 (Thu)
作業を開始してから、約5ヶ月が経過しました。
今週に入ってからは、塗装前の段取りをメインに最終的な面だし作業をしています。
そんな大詰めの作業をしている普通の10月21日。
ですが、依頼人様、ヨタハチ、そして私にとっては実は記念日なのです。
『入庫記念日』です(笑。
一年前の今日、JR貨物帯広営業所に夢が詰まったコンテナが届きました。
到着時の1号車の風景です。
幾年もの歳月によりボロボロになりながらも、しっかり生きています。
JRの方々にもヨタハチが入っている事は伝わっていたので、気づくと沢山の職員さんが集まり、皆様に手伝ってもらい搬送車に乗せました。
早速工場へ持ってきてから各部をチェック。
まずは、どうしても見たくなる車体番号の刻印の確認から。
これには心底痺れました。
しかし、次の瞬間には・・・・・正直挫けそうになりました。
今だから言える本音です(笑。
過去に部品取りとして分解したヨタハチのような状態です。
ですが、そこは唯一の存在のUP15-10001。
どんな状態であろうとも直し、いつまでも存在し続ける必要がある車両です。
そんな大事な車両を北海道までお届けされ、手掛けさせてもらえた事に感謝しています。
さて、一年経ってどう変わったか。
あと一息です。
1号車様。
もう一度輝いてください。
2011/10/21 (Fri)
入庫から1周して一日目!
今週、予定では防振シートの貼り付けまでと思って、カットしている最中です。
貼り付けも意外と時間がかかるので、全て貼るのはちょっと難しいかもしれません。
それでは今日の作業風景、早速いってみましょう!!
室内側の塗装の準備。
防振シート張替え前に下地色を塗布するため、珍しい逆マスキング(笑。
何より、隠蔽力(色染まり)が低い上塗り色なので、塗り重ね回数を減らすのが目的です。
下地が透けないように下色を塗って、その上に上塗りをかけていきます。
すると、2回ほどの塗り重ねで色が染まります。
防振シートを貼り付ける場所は、当時風に仕上げたいので、あえて上塗り色を塗らないようにしてあります。
経年後のレストア時に防振シートを剥がすと、意外と手の込んだ事をしているなと思ってもらえると思います(笑。
一緒にボディー色の公開にもなってしまいましたね(笑。
お借りした色見本からの調色です。
イタリアンレッドよりかは、明るさ(オレンジ味)が強い、スッキリした色です。
トヨタ車らしい、そしてヨタハチらしい色調です。
と、午前中にここまで終わりました。
先ほど乾燥が終わったので、これから防振シートのカットと貼り付けをしてきます。
2011/10/22 (Sat)
何かとバタバタ作業していまして、夕方になってPCに向かう時間が取れました。
コメントのお返事も遅くなってしまいましてすみませんでした。
さて、
先週末に作業していた防振シート、貼り終えたので紹介します。
塗装室内で温風を循環させながらの作業でして、その上、防振シートの伸びを良くする為に、遠赤のヒーターで炙っているので、室温はおそらく40℃を裕に超える温度。。。。
そんな暑さの甲斐もあって、シートの伸びも密着も良くなりリブがしっかり浮き出るぐらいの仕上がりになりました。
ちょっと影になっていますが、パーテンション後ろ側もかなりアクロバティックな体勢になりながら貼りました(笑。
正直、Rrフロアは元々あったのか不明です。。。。
後期型には元々は張り付いていたと思いますが、前期型には貼っていなかったような気がします。
貼るべきかやめるべきか暫く悩みましたが、防振シートの目的は振動や不快な騒音の軽減です。
後期型になって貼ってあるということは、そういった騒音等の改善のためです。
それであれば、不要となることは無いという結論に達しました。
これで、ボディの塗装にまた一歩近づきました。
2011/10/24 (Mon)
今日は塗装をしていました。
1号車のレストアもいよいよ大詰め。
じみ~~~~~~・・・・・・っにコツコツ進めてきた過去の工程を考えると、ずっと前の出来事にように感じますが、まだ半年ほど前なんですね(笑。
それでは、さっそく。
ボルトオンパーツの塗装から紹介していきます。
トランク、ボンネット、左右ドア、左右フェンダー。
ボディ色となるパーツの塗装です。
その他、小間物もありますが、スペースの都合上それは後日。
カラーベース (ブライトレッド、スレンレッド、ブラック、ホワイト) | 合計 1.2Kg |
クリアー | 1.2Kg |
でした。
マスクも小鼻真っ赤になりました(笑。
2011/10/25 (Tue)
今日はいよいよボディの塗装です。
午前中から、塗装前のチェックや、塗装の準備をしていました。
ゴミやブツの付着がないようにと、しつこいぐらいエアブローをして、昼頃塗装に入りました。
全塗装となるとやはり準備に結構時間を要してしまいますね。
そんな風景を紹介します。
アンダーコート側へ塗装のミストが飛ばないようにする程度の簡単なマスキングで済ませて・・・脱脂、念入りにブローして埃を飛ばし、カラーベースを塗装していきます。
ブース内で排気しながらとは言え、カラーベースを塗装した後はご覧のように床が赤くなる位のミストが落ちています。
こりゃマスクしてても、鼻の中赤くなるわけですよね(笑。
車体番号の部分は、刻印が薄くなってしまっているので、ベースコートの膜厚で埋まってしまう恐れがあるため、あえてカラーベースを塗らずクリアーのみで仕上げてあります。
無色コートなので、確認出来ますし、同時に腐食も防げます。
カラーベース (ブライトレッド、スレンレッド、ブラック、ホワイト) | 合計 1.6Kg |
クリアー | 1.8Kg |
でした。
いや~しかし、久々に緊張しました(笑。
ボルトオンとボディー、大部分の塗装が終わり、後はルーフと小間物の塗装。
もうちょっとです!!
2011/10/26 (Wed)
う~ん・・・今月もあと3営業日。。
目標の更新回数は18回越えなので、ついに追い詰められましたね。。
出庫予定日も決まりましたので、それに向けて昨日、今週分の一般の修理を頑張って終わらせて、今日と明日はヨタハチ三昧できるようにしました(笑。
その進み具合は明日からUPするとして、今日はルーフです。
少し前の作業から紹介します。
ルーフは左右の曲面が合いません。
左側に関しては溶接で盛ってあります。後に削って成型する予定だったのでしょうね。
さて、車体の狂いだとショックなので、私のヨタハチのルーフを乗せてみます。
ホッとしました(笑。
車体側の狂いはほとんどなく、曲面もFrガラスフレーム側もちょうど良い感じです。
最終的にはウェザーストリップの状態や、ドア等との調整が必要になってくるのですが、車体側にしっかりと落ち着くようであれば、ルーフの修理で済む範囲です。
アルミなので、あまり無理に板金はせず、パテを使いながら全体的に面だし作業をして下地を作っていきまして。
全塗装の後の単体塗り。
「これだけ?」ってぐらいあっさりと記事が終わってしまいましたが・・・・
はい。。。。これだけです(汗。
ではまた明日!!
2011/10/28 (Fri)
今日もヨタハチだけを触っています。
集中して作業できるので、一つずつの工程を着実にこなせています。
大部分の作業も終わってしまって、残るは細かな作業ばかりなので派手さはないですが、昨日の作業の紹介をします。
自社パーツ、お馴染みのライセンスプレートブラケットです。
それと、センターグリル。
センターグリルは依頼人様から送っていただいたのですが、腐食と潰れが目立つので、今回新規製作しました。
それらと、各部の小さなパーツを一緒にボディ色に塗装。
クリスマスツリーにデコレーションするかのように吊ります。
塗装のエア圧でプランプランするので、少し塗りづらいです。
これで、ボディ色になるパーツの塗装は終わりです。
さて、昼からも頑張ってきます!
2011/10/29 (Sat)
10月最後の更新です。
ギリギリ投稿回数の更新に成功しました!!
ちょっとした達成感です(笑。
そんな個人的な喜びは別として・・・・・・・・・
ヨタハチ1号車の作業は出庫日に向けて順調に進んでいて、あちこち仕上げ段階。
塗装後で何かと気を使う作業ばかりで思いの外進みが悪いですが、今週は集中して作業をしていこうと思っています。
インナーフェンダー、タイヤハウス側にチッピング塗装を施す為、周辺部分へ飛ばないようにマスキングします。
これでFrフェンダーを取り付ける準備が完了です。
フェンダー取り付けでヨタハチのフォルムがハッキリ見えてくると思います。
楽しみです。
出庫まで・・・・・・・・あと4日!
2011/10/31 (Mon)
いよいよ1号車納車日の足音が聞こえてくる今週2日目。
作業も合わせるように組み付け段階に突入です。
ボルトオンを組み付けてからでは作業がしづらい部分から始めていきます。
塗装の時にはマスクしておいた、メータパネル裏のメンバー。
今度は逆に周辺部分をマスキングして、艶消し塗装を施します。
ボディ色だと確実に指摘される部分ですので忘れずに塗装です(笑。
画像右側は、エンジンルーム内の配線配管バンドクリップの取付です。
新品エプロンに付いていたバンドのサックは風化してカチカチだったので付替え。
その他、欠損していたクリップ部分も新たに作り溶接(過去記事参照)、同じように熱収縮チューブを取り付けて完了です。
トーションバーアジャスターのカバーです。
フロア側に当る面には収縮性のあるパッキンを貼り付けておきます。
かなりフカフカしたクッションで収縮するので、その後のチリや泥からトーションバーアジャスターやフロアメンバーへの水気の浸入を防げると思います。
その他、ボディのネジを切り直したりと非常に地味な作業ばかりしていました(笑。
本当に地味な作業紹介ばかりで申し訳ないのですが、付属がないこの段階がベストです。
それから組み付けに取り掛かりまして、、、、
ようやくフェンダーが付けられます。
長かった・・・・。
すぐそばにあるのに組み付けられないなんて・・・・(笑。
これでヨタハチとしてのフォルムがくっきりと浮かびましたね。
明日はドアを取付けたり、ボンネット、トランクも取り付けられると思います。
今までの成果が一気でます!
出庫まで・・・・・・・・あと3日!
2011/11/01 (Tue)
先ほど、依頼人様から電話がきまして、11月4日コンテナ予約とれたそうです!
ちょっとしたいきさつがあったので、本当に嬉しい報告でした。
4日完了は先週お伝えしていたのですが、JR貨物の担当者さんが本日まで不在だったので、発送の詳細が決まらず、どうなるか心配していたのですが、本当に良かったです。
安心して仕上げ作業に取り掛かれます(笑。
依頼人様手配有難う御座いました。
さて、1号車の状態ですが。
キャスター台が邪魔になっていた部分の点検や付属の取付です。
日差しが入ってしまって、画像の発色が変わって見えますが、実際はこんなにピンクに見えることはありません(笑。
ドアも取り付いて、側面から見た感じではほぼ完成です。
そんな合間に一つ作らなくてはならないパーツがありまして、こそこそ製作していました(笑。
Rrライセンスプレートブラケットです。
1号車の欠品パーツだったため、作らせていただきました。
中古部品でもなかなか状態の良い品物が出てこないですし。。
昨日プライマーを塗り、乾燥が終わったので、これから塗装して完成です。
今日でボンネットやトランク等の付属の取付も終わり、1号車のレストア自体は完了しそうです。
明日は休日。
お客様の訪れない一日を存分に利用して発送の準備をしちゃいます。
発送中に傷がつかぬようにすることが入庫時からの心配事です。
最後の最後の重要な作業になるのではないでしょうか(笑。
出庫まで・・・・・・・・あと2日!
2011/11/02 (Wed)
今日は午前中から、中空部分へ防錆剤を塗布したり、発送に向けての緩衝材のセットと梱包をしていました。
そして、先ほどついに!
ついに!!
1号車作業完了です!!!
5月から営業日は毎日触れていたのですが、やはり半年近くかかってしまいました。
出庫予定を10日ほど超えてしまい、依頼人様をそわそわさせてしまいましたが、明日の13時にコンテナに載ります。
貨物の営業所からすぐ発車してもらえるかわかりませんが、来週中には依頼人様のガレージに戻ると思います。
こんな状態で依頼人様の元へ・・・・
シートレールの穴と発送用のパレットを固定してあります。
間には緩衝材を挟みこんで、出来る限り下廻りに傷がつかぬよう。
ボンネットやトランク、ドアにもバタつきによる傷を防止するように部分的に緩衝材を挟んでおきました。
ルーフは車体に固定は出来ないので、コンテナ内に一緒に収めます。
その他、細かいパーツや、使用した塗料も一緒にコンテナに入れて送ります。
忘れ物ないかどうか・・・・私まで、そわそわしています(笑。
出庫まで・・・・・・・・残り23時間!
2011/11/03 (Thu)
ついにお別れの日が来てしました。
楽しいばかりではない、重レストアだっただけに感慨深いものがありますね。。。
ただ、振り返ると凄く良い思い出と言いますか、充実した濃い日々を過ごしていた事に気づきます。
そんな事を考えながら、JR貨物へ向かいました。
この姿での搬送ですので、当然目立ちます(笑。
すれ違う車も振り返るように見ていました。
そして、貨物の職員さんもみんな去年の事を憶えていました。
さすが1号車。
職員さんも一緒になってプチ撮影会(笑。
乗車降車はフォークリフト。
便利です。
この後、前後の隙間へ1年間お預かりしていただいた緩衝材を詰めこみ、4方向からロープでパレットを固定。
あぁ・・・ホントお別れなのですね。。
依頼人様、1号車様、充実した1年間本当に有難う御座いました。
今度は、自走で依頼人様と一緒にご訪問くださいね!!
楽しみにしています!!!
2011/11/04 (Fri)
今週は1号車出庫に重点おいて作業していたので、出て行った今日は本業を頑張っています。
半年間ずっと工場の中にいたヨタハチがなくなり、関連部品も片付けると作業場がとても広く。
気持ちの面でも空虚感といいますか、何だか緊張の糸が切れてしまったような感覚です。
工場の場所以上に、私の気持ちの中でも大きな割合を占めていたようです。
それもそのはずです。 なんせ、この車体番号なのですから、作業は同じでも今まで経験した 車両と注目度も違ってくることは明らか。
こんな片田舎ではまず見ることの出来ないであろう車両、それを手掛けさせていただけたのですからね。
本当にご依頼頂けたことに感謝しております。
今回は始めて遠方からのご入庫だったので、ご訪問されて目で見ながら作業の進捗を楽しむ事が出来ないので、出来る限りブログで状況をリアルに伝えられるように、初めてのマメな更新にチャレンジしました(笑。
撮り溜めた画像も膨大な枚数になりました。
ブログで紹介できたのはハイライトとなる一部でして、まだまだ公開しきれない画像も多数あります。
細かすぎて説明しきれない事だったり、一連の流れで埋もれてしまった事だったり。
その辺りはまた何かに機会にでも紹介出来ればと思いますが、まだ画像の整理もつかず。。。
そして私も文章の整理がつかず(爆。
(汗)
皆様に支えていただき、無事ボディーワークを終えることが出来ました。
これからは私も依頼人様のブログへ移動して、進捗を一緒に楽しみたいと思います。
夢いっぱいの箱が届く11月8日。
数年ぶりに戻ったガレージの主役は組みあがる毎の喜びで更に輝くのでしょうね。
2011/11/05 (Sat)
1号車出庫後、本業が少し忙しかったのでブログをお休みしていました。
今までの更新回数がウソのように感じるサボりっぷりですみません(笑。
新たなネタがないのが実情だったりします。
なので、1号車塗装後のちょっとした風景を。。
ブログにも時々コメントしていただける、mupさんとGさんがたまたま当日遊びにきていました。
こう赤ヨタ3台を並べられる機会もそうないので、、、どうしても衝動を抑えきれずついつい記念撮影してしまいました(笑。
大先輩の依頼人様1号車を中央に、向こうが私の前期ヨタ、手前がmupさんの後期ヨタです。
年数でいけばもちろん1号車が一番古いのですが、状態は逆だったりします(爆。
私のヨタは時々エンジンかける程度の置物ですが、mupさんは乗ってなんぼのヨタですし。
さてさて1号車はどう乗られるのでしょうかねぇー。
組み付けも色々あるようですが、概ね順調そうですし楽しみですねぇ。
2011/11/14 (Mon)
3月もそろそろ終わろうとしていますねぇ。
雪解けも一気に進み、道路はほぼ感想路面です。
北海道でも今シーズン初乗り済みの方もいるのではないでしょうか。
そんな旧車シーズン到来の気持ちを高めるかのように、今週末、レストアさせていただいた車体番号①のヨタハチがご訪問予定でーす!
さすが生産1番、北海道のヨタの先頭きって走り出します(笑。
乾燥路面とは言え、ちょっとした天候の変化でまだまだ積雪の可能性がありますし、融雪剤もまだ路面に残っていると思うので、もう少し先にしたほうが良いのではとお伝えしたのですが、スケジュールの折り合いがつく、3月末がベストとの事でした。
私個人的には、完成車両を早くみたいので嬉しいのですけれど。
ただ、車体への心配が先にきてしまう貧乏性。。。
旧車の楽しみ方が下手なタイプです(笑。
こうして公道を走って1号車が来るって超貴重なイベント。
是非とも記録に残したい・・・。
それも良い画像でね。
ちょうど今のデジカメじゃ不満があったので、この機会にデジタル1眼買っちゃいました。
1号車の経済効果。
これまたさすがです(笑。
しかし、、、、、
機能が多過ぎて使い方がわかりません!!!
余計なボタンには恐ろしくて触れることが出来ず、シャッターボタンのみの操作でパチリ。
画像サイズが大きかったので縮小すると・・・・おおお!!
いつもと一緒じゃないか(笑!
あと数日で使いこなせるようにならなくてはー。
2013/03/26 (Tue)
いつもながら更新が遅い私(汗。
先月末ヨタハチ一号車が自走で北海道まで来ました。
リンクの『甦れヨタハチ』で既に紹介されているので、もう拝見されているかと思いますが、一応、私も記事にしたいなと思い、こうしてカタカタと打っています。
ドア周りの調整がまだだったので、その辺りを手がけさせていただきました。
今までどのヨタハチを触れてもその作業には毎度苦しめられているので、きっと苦労するだろうとある程度覚悟はしていたのですが、、、、、そりゃもう大変です(汗。
結果は・・・・不本意ですがおおよその出来。。。
触れたことがない方は「たかが調整でしょー」と思われるかもしれませんが、片側だけでも一日かかることもあるぐらいなので、今回のような限られた時間では正直納得できる程の作業が出来なかったのが非常に残念です。
塗装の状態も落ち着いていたので、仕上げに全体を磨きあげてボディはピカピカに。
私のところでできる作業はこれで終わり!
あとはオーナー様に大事に乗っていただくだけです。
1号車来道との事で、遠方からも集まっていただきました!
土曜日、早々にmupさんがヨタで駆けつけてくれました。
もちろん今年初乗りです。
作業を手伝っていただいたり、差し入れをいただいたり、本当に有難うございました!!
日曜日、調整と磨きが終わってスッキリした一号車。
この車の影響力ってやっぱり偉大ですね。
雪がある北海道でもスタッドレスタイヤを履いている旧車を見る機会はあまりないですが(笑。
自走して来ていただいた何よりの証ですね。
この間出庫した銀ヨタは・・・・今日車検です!
惜しかったぁ~。
でも、路面を考えると無理でしたね(笑。
それでも、車両を見たいとの事で片道4時間かけて来てくれました!
こうして複数台集まる機会もないので、記念撮影!
んーーーー。たまりませんね(笑。
最近、イベントでも4台並ぶことないので、これは嬉しかった!
本当にお集まりいただき、有難うございました!
あまり気の利いたおもてなしもできないので、バーベキューでご勘弁いただきました(笑。
そんな充実した週末でした。
2013/04/02 (Tue)