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【青ヨタレストア編】
2010年3月15日~2011年5月16日

01)エンジン脱着

ローレルのの記事もひとまず終了という事で、控えていたヨタハチのレストアをようやく再開です。
納期は十分いただいているのですが、状態を思うとあまりゆっくりも考えていられません。
そろそろ作業を進めていかないと。。

DSC00864.JPG

脱着の前に、とりあえずエンジンの状態を確認。
長期間始動していないので、最低でもキャブはO/Hが必要なのでためらいなく取り外します。
ひとまず新品のキャブを使用して始動させてみます。

フッカフッカフッカ・・・パ・・・パ・・パッパタパタパタタタと。
一発でした。
最初は少しガスっぽかったのですが、徐々に安定して調子は良さそうです。


ひとまず、エンジンのO/Hまでは必要無さそうなので、安心して縁切りできます。

DSC00883.JPG

付属を外し、エンジンクレーンで引き上げ脱着完了!
ミッションまでは確認していないのですが、エンジンはヨタハチ用のようなので、乗り継ぎも少なく、少数のオーナーさんに大事に乗られていたのでしょうね。
ミッション、デフももしかすると当時のままかもしれません。その辺りは追って確認したいと思います。

2010/03/15 (Mon)


02)さて!

意表をついて小マメな更新(笑。

今更ながらですが、あまり画像を溜め込み過ぎるのも良くないなと気づきだしたので、これからは少しがんばって見ようかなと。

さてさて、エンジン降ろした後のヨタハチですが、

DSC00886.JPG

ついに定位置につき、これから暫くの間はこの場所が作業スペースになります。

この後は、足廻りや、ワイヤーハーネス、トリム関係を取り外していきカーベキューにセットし、ようやく本格的にレストアが始まります。

長いお付き合いになるけど、ヨタさんよろしくね。

2010/03/17 (Wed)


03)付属品の分解。

だんだん暖かくなってきて、シーズンの到来を心待ちにしている旧車オーナーさんの訪問も増えつつあります。
ある意味、一年で一番楽しみな時期かもしれませんね。

レストア中のヨタハチを旧車ファンの方々は興味深く見ていきます。

DSC00968.JPG

ビスやボルトで車体に取り付いているパーツは全て外します。
いつも思うことですがホントに軽い車体ですね。
よっこいしょで持ち上がってしまいます(笑。

DSC00969.JPG

カーベキューにセットする際、マスクが障害になるので、上部と下部のスポットを揉んで取り外します。

これで分解は完了です。

マスクが無くなると、ヨタハチらしさが一気に感じられなくなりますね。。
このマスクは良いデザインなんだなと改めて関心させられました。

2010/03/24 (Wed)


04)室内の状態

今回は分解後の室内の様子です。

DSC00973.JPG

インパネ周りも全て取り外し、影のほうの状態も確認します。
ボディ自体には過去の補修履歴は目だって見当たらず、ほぼオリジナルの状態を保っているようです。

DSC00975.JPG

とは言え、やはり相応の腐食は見られます。
ただ、保管状態が良かった為でしょうか、泣き所のフロア、その周辺のパネルもまだ張替え等の補修が無いので、良いベースだと思います。

DSC00976.JPG

助手席側の足元。
パッと見、こちら側の方が進んでいるように感じます。
ロッカーインナー、ダッシュロア側もザクザクになってしまっています。
どちらとも袋状になっている部分なので、外が見えるということはないのですが、ボディの支えになっている部分なので、きちんと手をかけたいところです。

やはり腰下はほぼ製作しなくてはいけないようです。
結局は銀ちゃんぐらいの作業になってしまいそうな予感・・・(笑。

2010/03/25 (Thu)


05)カーベキュー。

ヨタハチの付属品も全て外れたところで、いよいよカーベキューにセットです。

セット最中の画像は無いのですが、要領としてはリフトで車体を持ち上げた状態で、サブフレームとリアのリーフスプリング取り付け部にブラケットを取り付け、センターのパイプを通すという方法で、構造は至ってシンプル。

う~ん。。言葉では伝わりづらいですね・・・。
では、取り付け後の画像を早速。

DSC00988.JPG

まさに串刺しです。
以前ヨタハチをレストアした際に、廃材を利用し作ったものです。
車体重量の軽いヨタだからこれで十分ですが、ハコスカやローレル等ではもう少ししっかりとした作りじゃないと対応出来ないのが、心残りです。
作業性を考えるとヨタハチ専用でも十分価値のある物かと。

DSC00992.JPG

前方に減速機をつけてハンドルを回すと、センターのパイプと一緒に車体が回転します。
高さの都合上、90°までしか回転しませんが、何も裏返しにする必要も無いですし、これ位の高さが何かとベストかなと。

DSC00999.JPG

セットした次の日の出勤時はさすがに異様な光景に見えました(笑。
数日経って慣れてきましたが、ご来店したお客様は不思議そうにみています。

さてと、いよいよ本番です。
ようやく、レストアといえる作業が始まります。

2010/03/27 (Sat)


06)切開開始

暖かくなってきて、最近ではジェットヒーターでケツをあぶる時間も少なくなってきました。
ようやく動きの良い時期になってきました(笑。

さて、カーベキューセット後のヨタハチですが。

DSC01006.JPG

フロアカットの画像は取り忘れましたが、トンネル側を少し残した状態でカット。そしてフロア前後のとフロアメンバのスポットをもんで取り剥がし。

ピラーも同じく、あまり苛めないようにスポットをもんで取り外し。
ロッカーパネルは交換なのですが、どんな状態かを確認する為に開いてみました。

DSC01010.JPG

やはりな状態と思いつつも・・・というか正直なところ、外見からの考察以上の腐食で、少しショックでした。
砂や錆の粉がぎっしり詰まっていて、パネルの鉄色が全くみられません。
パーツとして製作していたので、まぁ取り替えれば良いかと比較的楽観視していますが、なにぶん立て付けに重要な部分で、チリ合わせが大変な部分なので、後の作業と思うと少し気が重くなってみたり。
ちょっと複雑。

腰を据えてじっくりやりましょ。

2010/03/31 (Wed)


07)パーテンションパネル周辺の状態。

前回に続き、切開後の状態です。

DSC01013.JPG

ロッカーパネルインナーと交換する為に、クォーターの前部ロアを切開します。
どちらにしろ、この部分は張り替えなくてはならない部分なので、ためらいも無く、悪いであろう部分を切り取ります。

DSC01015.JPG

タイヤハウスインナーのロア部分も腐食によって、一部欠如しています。
この辺りも作業を進めるにあたり、要張替えとなる部分ですね。

DSC01021.JPG

ロッカーインナーとアウターを取り外し、パーテンションパネルの補強板を取り外した状態。
袋構造になっているので、表面上はわからなくても、中は徐々に錆が進んでいます。

一部穴があいていますが、その上の方は表面だけの腐食のようなので、錆を落とし、防錆処置しておけば、問題無い程度かと思います。

作業としては、フロアとロッカーパネルのインナーを基準として周辺部分をそれらに合わせながら
溶接し張替えるように進めます。

2010/04/01 (Thu)


08)ダッシュパネルロア部分の制作。

今日は仕事は休みだったのですが、画像があったのでちょっとだけ更新します。
我ながら小出しにしてるな~と思うのですが、カットして制作、そして錆の粉で汚れた作業スペースを掃除してとやってるとなかなか進まないのも事実。
何かと時間のかかる作業です。

DSC01047.JPG

ダッシュロア部分も防振シートを剥がしてみると、ザクザクだったので少し大きめにカットしました。
もう少し下側からでも問題なさそうだったのですが、作業性の都合この部分まで切り取りです。

フロア周辺をカットカットでどんどん車らしさがなくなってみえますが、付随する部分なので、フロアの張替と一緒に修復するのが理想です。

DSC01049.JPG

カットした部分はおおよそこんな形です。
この後、たて付けをみながら接合し、トーションバーの通るホールをあけて、筒状のガイドを溶接して完了です。
そうすると、かなり車っぽくみえるかと思います・・・たぶん。

2010/04/04 (Sun)


09)たて付けの確認。

フロア周辺の部分的な切開と張替も終わり、ようやく全体的な作業へと入っていきます。

DSC01092.JPG

フロアとロッカーパネルのインナーとを仮止めした状態で、ダッシュパネルロア部分も仮止め。全体的なたて付けの調整と確認していきます。
フロアで前後の基準がほぼ出るので、後はロッカーインナーをカウルサイド、フロアサイドメンバ、パーテンションパネルに合わせて、側面への基準を出します。

DSC01093.JPG

後ろ側から。
全体に無理のないところで、ドリルで小さな穴をあけて、ビスで仮接合。
こんな感じで調整と確認は完了。

せっかく合わせたのにもったいないと思いながらも、ダッシュロアを溶接する都合上、フロアとロッカーインナーを取り外します。

取り付け時には、たて付け合わせの時のビス穴を目印に合わせます。

車っぽくなってきましたよね(笑?

2010/04/07 (Wed)


10)トーションバーホール部分。

ヨタハチもカーベキューにセットしてから半月程経過しました。
作業もぼちぼち進んでいるので、とりあえずネタには困らず更新できてます。

ダッシュロア部分のスポット溶接も終わり、その流れでトーションバーホールのガイドの取り付けです。

DSC01096.JPG

前回のレストア時は水糸を引いてセンターを出しましたが、今回はφ32の中空パイプを使用。

フレームクロスメンバーのトーションバーの位置から、フロアメンバーのトーションバーの取り付け位置へとパイプを通せばセンターが出ます。

DSC01094.JPG

前側からも一枚。
ホール部分とパイプの径はピッタリなので、水糸を引いてセンターを出すより、ブレも少なく作業性も良いです。

水糸の方が職人芸(?)っぽく感じますが、実際作業してみた結果、こっちの方がセンターを出しやすいようです。

DSC01095.JPG

あとは突き出しの長さを測って溶接です。
溶接時もパイプが支えてくれているので、ブレもなく、狙った位置のまま溶接出来るのも良い点でした。

2010/04/12 (Mon)


11)フロア溶接。

フロア周辺部分の張替えが終わり、ようやく車らしくなる作業へ差し掛かりました。
今までは細かな作業で外見上の変化もあまり感じられなかったので、ちょっと空しく作業をしていましたが・・・(笑
その過程も報われるぐらい外見が大きく変化するので、作業していても楽しい段階です。

DSC01105.JPG

前回立て付けを念入りに確認したので、特別注意する事はありませんでした。
前端と後端部分、そしてロッカーインナーへスポットしろを合わせてバイスではさんで固定。後はスポットを打ち続けます。

トンネル部分の接合も、熱による歪みを最小限で抑えたいので、スポットで繋ぎました。後々の作業時のついでに数箇所点付け溶接して補強するかもしれませんが、このままでも強度的に問題はないのでひとまず保留。

フロアも取り付け前は型押し時の歪みがありましたが、車体に固定していくとほぼ抜けてきます。
もう少し、リブ周辺のシワを伸ばそうと思えば、当て版をしてハンマリングで均していくときれいに仕上がります。

2010/04/13 (Tue)


12)ロッカーパネル周辺。

地味な作業がまだ残っていました・・・(笑。

フロアも付いたし、次はロッカーパネルを!と進む前に、まずはピラーの部分補修です。
ドアとロッカーパネルとの立て付けを調整する都合上、こっちを先にやっておかないとダメです。
何というか、あっちをする為にまずはこっちをと、深みにドップリ嵌まりっぱなしですね(笑。

DSC01126.JPG

補修前画像がありませんが、下部(ロッカーアウターに取り付く部分)が朽ち果てていたので、部分的に張替えしました。

その他の部分はまだ痩せも少ないので、サンドブラストで表面の活性化している錆を取り除けばまだまだ問題は無さそうです。

2010/04/16 (Fri)


13)ロッカーパネル(ロッカーアウター)

暖かくなってきて、動きが良くなってきたせいか、レストアも着々と進んでいます。

DSC01113.JPG

インナーを仮止めした状態で、前回の記事のピラーも元の位置に合わせ仮止め。
ドアを取り付け、ロッカーアウターとの立て付けを調整していきます。

アウターは前部立ち上がりの形状上、プレス時にパネル自体に多少のツッパリが生じるので、一部どうしても押し切れていないようだったので、ハンマリングし、調整していきます。


チリがあった状態で、印を付けて一度取り外し、防錆剤を塗布して乾燥させます。

DSC01208.JPG

乾燥後、スポットシーラーを塗ってスポット溶接して完了です。

ハンマリングの痕が少しありますが、ピース分けよりも溶接跡がない分綺麗に仕上がりました。

後日、ご案内する予定だったのですが、お問い合わせがあったので、ちょっと告知があります。
フロアパネルも今回のレストア分と一緒に数台分ですが、増産してきましたので、再販可能です。
まだ画像を用意出来ていないので、詳細はまた改めて紹介致します。

2010/04/19 (Mon)


14)リアフェンダーロア部分

先日、以前の記事(かなり前ですが・・-汗-)で紹介させていただいた近所のヨタハチオーナーさんがドライブがてらご来店してくれました。
時々ブログを見てくれているようなので、僕もいつコメントをいただけるかと密かに待っているのですが・・・・いやいや、そんな話ではなく(笑、お目当てはもちろん掲載中のヨタハチのレストア状況。
やはりブログ上の画像で見るよりも見たい角度からよりリアルに状況を把握出来るので、あちこち細部までマジマジと観察していました。

ブログは少し遅れて進んでいますが、現在の作業としては腰下半分が終わった状態だったので、左右比べて見れる一番良い時期だったのではないでしょうか。
今度のご訪問までにはどこまで進んでいるか楽しみにしていてくださいね(笑。

さてさて本題です。

DSC01218.JPG

今回からは、リアフェンダーロア部分とタイヤハウス部分です。
ロア部分のインナーはロッカーパネル取替時に付随する部分なので既に張替え済みです。
その上部、タイヤハウスのインナーも腐食によって穴があいてしまっています。

DSC01219.JPG

クォーターをはがしてダイナミックな修復も場合によっては考えなくては、と思っていましたが、覗いてみるとそこまでは必要なさそうです。
今回は必要範囲内のみのカットで、残りの部分は防錆塗料を塗布する方が、車両へはベストかと思います。

DSC01220.JPG

小さな部分ですが、様々なRがあるので少し苦労しました。。
この後、もう少し溶接のバリをとり、ハンマリングして形を整えたりしていき、アウター部分の製作に移ります。

2010/04/28 (Wed)


15)リアフェンダーロア部分 その2

そろそろ連休に突入している方もいるのでしょうか、近くの幹線道路を走る車の数も少し多いように感じます。
明日ぐらいから連休明けまで純正部品の供給も止まってしまうので、一般修理で手をかけられる仕事はほぼ終わってしまい、ヨタハチを集中して出来そうです。
とは言え、2~5日までは仕事はお休みなので、少ししか触れませんが(笑。

では前回の続きで、今度はアウターです。

DSC01223.JPG

張り替えてしまえば、なんて事なく「あぁ~進んだね~」って程度です(笑。

さすがにロア部分とタイヤハウス部分を一緒に作るのは難しかったので、2分割で製作し接合しました。

DSCF0095.JPG

全体的に丸みを帯びたデザインのヨタハチのパネル製作では、このイングリッシュホイールが大活躍です。

ローラー部分で鉄板を伸して少しずつ丸みをつけていきます。
今回の記事のロア部分の丸みはハンマリングやお灸による伸ばしはしていません。
しかも、接合溶接時にもパネル自体にツッパリもある程度抜けているので、歪みも最小限で抑えられたように感じます。

DSC01222.JPG

スポットも少しねじるようにして、当時の跡を再現してみました。
ただ本音としては、本当はあまり良い溶接ではないのでしょうけれど、この跡を気にする方も多いのも事実。兼ね合いが難しいところです。

ホイールハウスも錆は今時の車でも見られる部分でもあります。
旧車ともなれば尚更です。この辺りの作業はどの車種でも必須ではないかと思います。

2010/04/30 (Fri)


16)リアフェンダーロア部分 その3

連休明けて早3日目。
本業の方は連絡事や部品の発注などで、バタバタとしていました。すぐ土日が挟まるので、それまでに初期対応だけでもと気持ちばっかり焦ってしまいます。
おおよその応対は済んだので実作業は来週からスタート出来そうです。

さてとヨタハチですが、引き続きリアフェンダーです。今回はタイヤハウスの後ろ側の作業風景です。

DSC01225.JPG

パテが割れていたので、はがして見ると以前の補修跡がありました。
悪い部分だけを最小限で張り替えてあるようなので、おそらく一度目の補修跡かと思います。

今回は、その下の部分まで腐食が進んでいるので一緒に張り替えです。

DSC01239.JPG

必要範囲をカットとなると、この程度切り取らなくてはなりません。
切り取ってみると、やはりインナーも腐食が進んでいました。
アウターを接合する為にこの部分の張替えも必要になってきます。

外見上仕上げる為に影の周辺部分も同時に修理していかなくてはいけません。出来てしまえば見えない部分ですが、ここがレストアの重要な作業部分かと。
仕上がるまで手間(時間)がかかりますが、後の車両維持へ大きく左右する作業だと思いますので、出来る限り手を加えるようにしています。

2010/05/08 (Sat)


17)リアフェンダーロア部分 その4

何だか寒い日が続いています。
天気予報では5月中旬なのにまさかの雪マーク!
降っても積もらないのでしょうが、北海道民としてはそろそろ気持ちの良い日々を感じたいものです。

休みを挟んでちょっと更新ペースを崩し気味ですが、、、今月も頑張って更新していきましょー!

ではでは前回に引き続きの作業です。

DSC01242.JPG

インナーの錆びが進行している部分をこのようにカットしました。
リアフロアサイド部分も錆びてはいましたが、まだ穴があく程ではなかったので、今回は表面の錆をサンダーで削る程度でやめます。

DSC01248.JPG

そして、切り取った部分をサンプルにイングリッシュホイールを使ったりハンマリングしたりして同様の形に製作し、接合。

アールもかなりきついので、さすがにイングリッシュホイールのみとはいかなかったので、ある程度叩いて作りました。
また曲面にするためにミミの部分(アウターとのスポットしろ)の加工が厄介になるので、この辺はピース分けでの製作を選択しました。

DSC01246.JPG

・・・・・・・・。
結構苦労した跡が見られます(笑。

まるっきり隠れてしまうのですがねー。
とはいえ、蔑ろに出来ない部分であったりします。

2010/05/12 (Wed)


18)リアフェンダーロア部分 その5

今日は暫くぶりに暖かい日でした。
何かと乾燥時間が必要な仕事だけに、20℃ぐらい気温があると作業がものすごい捗ります。
もう少しで塗装ブースの温風必要なくなるので、経費の面でも助かります(笑。

さて、長々と引っ張ってきた左側のリアフェンダーの記事は今回で終わりです。

DSC01251.JPG

今回はアウターです。
インナーと同様に、イングリッシュホイールとハンマリングを併用し2ピースで作成。
サンダー目がちょっと見苦しいのですが・・・(苦笑。
やはりピース分けして作らなくてはいけないような部分はちょっと苦労します。

DSC01258.JPG

接合です。
溶接時には熱を出来るだけかけないように、点付けしながら断続的に溶接します。
2~3cmぐらい溶接したら、離れた場所を同じ要領で溶接して、出来る限り熱を分散させるようにして歪みを抑えながら繋いでいきます。

DSC01259.JPG s

ハウスはこんな塩梅にスポット溶接。
ガンをネジネジしながらそれっぽく再現してみました(笑。

2010/05/14 (Fri)


19)スプラッシュ部分

ちょっと作業が前後してしまいましたが、残していたスプラッシュ部分の張替えです。

DSC01266.JPG

製作パーツとして、大変要望の多い部分です。
以前新品部品から型取りをして製作を試みましたが、意外と大変でした。
スプラッシュのパネル自体を作り、外側のミミうを作りとなるとかなりの手間となってしまうため、、、、残念ですが断念しました。

今回のレストアでは、下側部分のみの張替えで、そのほかの錆びている部分はサンドブラストで取り除きました。

正味1ヶ月程度かかってしまいましたが、これで左側部分は張替え作業は大体終わりです。

次回からは右側張替え作業の風景を紹介します。
ほぼ同じような作業の流れなので、左側時のコメントをコピペしてしまうかも・・・・・(笑。

2010/05/18 (Tue)


20)右側の修復。

右側部分の修復に入る前の現状です。
左側も元々はこんな状態だったんだよなーと思いながら道のりの長さを感じてしまいます(笑。

DSC01267.JPG

全体的には左側と同様に腐食が進んでいます。

DSC01268.JPG

クォーターロア部は張替えの形跡があり、パテが割れて剥がれていました。

DSC01270.JPG

一番腐食が進んでいるのは、やはりカウルサイドからロッカーパネル先端への部分です。
伴い、フロアもボツボツと穴があいてしまっています。

左側とほぼ同じなので、手抜きかと思われるぐらいサッパリとしたコメントしかつけれませんが(汗、
まぁ、悪いところは地道に作って張替えての作業。
少し形状の違う部分もありますが、基本的には左側の引き続きなので、もう少し時間が短縮されるかなーと思います。

2010/05/21 (Fri)


21)右側の修復。 その2

少し更新をサボッ・・・いや時間が取れずにいました(笑。
特に忙しいわけではなかったのですが、比較的納期の短い小さな修理が続いていましたので、ブログが少し疎かになってしまったのです。

とは言え、ヨタハチも順調に進んでいます!
では早速いってみましょー。

DSCF0078.JPG

修復前と修復後の感じがわかりやすい一枚があったので紹介。

カーベキューの串の所に鏡でも置いて修復前の方へと反映させて作業終わりましたとなれば楽なんですけどねー(笑。

あ。ダッシュロアの形状は違うからそうはいかないですね。

DSCF0085.JPG

画像加工じゃあるまいし、しょうもない事考えていても進みません。
取敢えず修復が必要な部分を左側と同様にカットして取り外していきます。

ロッカーインナーまで取り外すとダッシュロア部分アウターの裏側が確認できます。
外見上はさほど酷く感じなかったのですが、裏側からは結構進んでいるので、製作し交換することにします。


つづく。。

2010/05/29 (Sat)


22)右側の修復。 その3

近頃、ご来店されたお客様からブログの更新を楽しみにしてると応援いただく事が続いてあって
すごく嬉しい反面、更新へのプレッシャーも持ち歩くようになった日々です(笑。

では、今月第1回目の更新いってみましょー。

DSCF0087.JPG

まずこの小豆色の部分、ダッシュロアの張替えからして進めます。
しっかりとアンダーコートが塗布されていたので、表側は当時のままの下地色です。

過酷な環境にさらされる部分ですが、アンダーコートの効果は抜群です。
しかし、カウルサイドを伝い、中から錆が来るんですよね~。。

DSCF0093.JPG

インナー側の作業性を考え、かなり大胆にカットします。
インナーもアウターもほぼ同じような状況だったので、インナーを大きく切り取り、アウターは最小限の張替えと残部の錆除去としようか正直迷ったのですが、製作するとなるとアウターの方が作りやすい形状だったので、アウターの張替えを選択しました。
潜らなくていい分、カウルサイドに頭をぶつけませんし(笑。

2010/06/02 (Wed)


23)右側の修復。 その4

前回の続きで、張替え後の紹介です。

DSCF0089.JPG

カットした部分と同形状になるように鋼板を加工。
ロアタイヤハウス側はイングリッシュホイールで伸ばして丸みをつけました。

インナー側は曲げ機とハンマリングでヘミングし加工。

DSCF0101.JPG

インナー側を取り付け後です。
左側よりも少しだけ複雑な形をしているので、リブの下側からと出来るだけ最小の張替えです。

DSCF0102.JPG

アウターはこんな感じです。叩いて丸みをつけるより、ハンマリング痕が残らないだけに、スッキリと仕上がったかなと思います。

まぁ、叩いた跡もアンダーコートでいくらでも誤魔化せるのですが(笑、
折角有る道具なので。

しかし、全体的に丸みのあるヨタハチの張替えには大変重宝します。

2010/06/05 (Sat)


24)右側の修復。 その5

少し更新の日にちがあいてしまいました。
今日は更新しようと思い、密かに途中まで日記を書いていたのですが、どうも左側と同じような流れなので、どうしてもコメントが被ってしまうので、色々と言葉を選んでみては休み時間が終わり更新
流れと、いまいちパッとせずモヤモヤとしておりました。

なので、途中風景は中略しちゃいます(笑!

DSCF0165.JPG

流れも作業内容もほぼ同じで要領をつかめていたので、左側より時間もかからず終わりました。

ただ、この辺りは全部ボルトオンじゃないだけに後々重大な影響がでてしまう為、チリ合わせだけは左右共に慎重に進めました。

よし!
ようやく更新のプレッシャーから開放されました(笑。

次回はリアフェンダーの補修をUPします。

2010/06/10 (Thu)


25)右側リアフェンダー部分の補修。

本業が忙しくまたしても滞ってしまいました。
例年この時期はそう忙しくないはずなのですが、ヨタハチを動かせないだけに作業スペースを
圧迫してします。その上、分解後不動になる修理車両があり、あまり広くない私の工場の実質作業
スペースは1台分程度でした。
甲斐あって修理車両も順調に作業が進み仕事も流れるようになってきました。

そんなこんなでヨタハチは少しの間お休みしていましたので、進んでいません。
今まではコッソリ進めていましたが、今回はご訪問されてもあまり変化ないと思いますよ(笑。

さて、そんなコソコソと進めていた部分の風景を紹介していきます。

DSCF0169.JPG

アウターを接合する前に、ホイールハウスインナー部分をこのように製作し、張替えます。

経年後、腐食しやすい部分なので亜鉛びきの鋼板を使用しています。
加えてふさぐ前には念のため防錆剤を塗布して備えます。

DSCF0239.JPG

製作したアウター部分。
ここも亜鉛鋼板を使っています。接合部分周辺は、溶接時のスパッタ発生を抑える目的で亜鉛をはがしています。

裏側にも防錆剤とスポットシーラーを併用して錆対策しておきます。

DSCF0241.JPG

接合後。

製作した部分の少し上、タイヤハウス周辺部分も観察してみると、
少し不安が残る状態だったので、最小限ですが部分的に張替えました。

まぁあとは得意のネジネジして接合です(笑。

2010/06/17 (Thu)


26)右側リアフェンダー部分の補修。その2

今回はリアフェンダーハウス後ろロア部分です。

DSCF0246.JPG

タイヤハウスのリアロア部分は比較的軽度の腐食だったので、インナー側はサンディングで問題ないレベルまでなりました。

DSCF0245.JPG

切り取った部分。
これを参考に叩いたり伸ばしたりしながら部分製作していきます。

表側からは数箇所穴があいている程度でしたが・・・

DSCF0244.JPG

裏側は既にこんな状態です。
経験上、錆が進み表面に出てくるころには、これぐらいにはなっているので、穴の部分だけ溶接でふさぐということはしないようにしています。

合わせ目ということもあり、やはりミミの部分が一番進行が早いようです。

DSCF0261.JPG

接合して完成。

外見上はそう変わって見えないのですがねー(笑。

2010/06/22 (Tue)


27)カウルトップサイド。

数日間暑い日が続いています。
昨日今日と30℃ぐらいはあるようですが、一昨日37℃ぐらいあったようなので、これでも何となく涼しく感じます。

天気も良く絶好の旧車日和、皆さんはどう過ごしているのでしょうか?

昨日、地元で旧車のイベントがあったので、参加したいなと思っていたのですが、全塗装やクイックやらで本業が立て込んでいるので、仕事でした。。
今年初めてのイベントだったので、かなり興味があったのですが・・・どうだったのでしょうか?
行かれた方教えて下さい。

さて、ヨタハチの経過ですが相変わらず一時中断です・・・(沈。
ヨタハチのレストア中にあらぬ事か全塗装を3台掛け持ち中、その上一般修理です。
さすがに手が回りません。。
撮り貯めした画像をボツボツと公開していきますが、もしかすると追いついてしまうかもしれません。
放出し尽くす前に、作業再開出来るように頑張ります!

DSCF0266.JPG

構造上欠点だと思われる、カウルサイドの部分。
一応、水が流れていきやすいようにとは考えられているようなのですが、パネルの合わせ目であり、フェンダーが乗ってしまう部分なので、どうしても、膿みやすいようです。
正直、カウルパネルとフェンダーの溝をふさいでおいた方が、後々の心配が緩むのではないかと思いますが、、、邪道ですよね(笑。

なので、出来る限り防錆処理をしっかりして、劣化しづらいような処置を心がけようと思います。

DSCF0268.JPG

カウルパネルの角から切開。
カットした後のカウルパネルは角(折り代)が無い為、強度はなく窪み脹らみどちら側へも簡単に作用します。
フェンダーとの立付けを確認しながら微妙な高さを調整し、カウルパネル上部へ無理の掛からないようにカットした部分と同様の形の物を作っていきます。

DSCF0287.JPG

接合し完了です。
熱の影響で上面が少し歪んでしまったので、スタッドで絞りました。

2010/06/28 (Mon)


28)ヨタハチのFrフェンダー

一般の仕事もひと段落するこの時期。
ようやくヨタハチをレストアする時間ができました。
そろそろ触りだしていかないと、後に控えている車両へも影響が出てきそうなので、ここぞとばかりヨタハチ三昧な日々をすごしています。

そんなんでネタがちょろっとありますので、ご紹介。

DSCF0339.JPG

分解した段階から困っていたウエハース化したFrフェンダー。
出来るだけ考えないように、作業を進めてきましたが、カウルサイドとロッカーパネル、ドアとのチリ合わせのために、ついに手掛けなくてはいけない段階へ。

DSCF0346.JPG

ウダウダ考えるぐらいだったら思い切ってカットです(笑。
あとは何としてでも作らなくてはいけません・・・。

上部後端部分は、加工の都合上ピース分けでの製作という事で、2ピース分割です。

DSCF0341.JPG

鋼板をイングリッシュホイールで伸していき縦方向へアールを、そして横方向へも緩やかアールをつけていきます。
幾度となく、現車で立て付けを確認しながら、ひたすら伸します。

違和感のないところで、プレスラインを入れて予め作っておいたアーチ折しろとドア側の折しろを接合してとりあえず完成です。
あ。厳密にはこの部分だけで3ピースですが大まかって事で(笑。

まだまだ使い慣れていないせいか、結構な時間を費やしてしまいました。。

2010/10/06 (Wed)


29)プライマー塗布

近頃、一気に寒くなってきました。
塗装時にも温風を使わなくてはならないぐらいの気温です。
近くの峠では雪が降ったみたいで、ついにそんな時期が来たかといった感じです。
夏の暑い時だったら、今年は雪降らないんじゃないかと思うぐらいの天候だったのですが、しっかり来ちゃうんですね(笑。

雪が降る前に、つまり気味のレストアをある程度終わらせたいので、ヨタハチも地道に進めています。

DSCF1130.JPG

ボディとボルトオンの張替えは終わったので、全体に必要範囲、板金を済ました状態で、プライマーを塗りました。

かなり膜厚が出るプライマーなので、面だしで小さな歪みはいいトコ抜けます。
溶接で繋いだ熱の影響を受けるような所の歪みはさすがに追いつかないのでパテを使用し、面を揃えていき、サーフェーサーへと作業を進めます。

2010/10/20 (Wed)


30)サーフェーサー塗布

今日も寒いです。
札幌方面では早くも雪が積もったようですが、道東のこちらはまだ大丈夫なようです。
しかし、こう気温が下がると溶剤を触るのが嫌になってきます。
気化熱で一気に手が悴むので。。携帯なんていじれませんね(笑。

そんな悴む中、ガンを握った時、グリップの素材でストレスが違うことに今更気づきました。
メタル地のグリップは冷っこい手で持つと冷たさが持続するし、負圧で体感では更に冷えます。
対照的に樹脂グリップでは、持った時は冷たく感じても徐々に体温と馴染んできます。

15%ぐらいストレスが軽減するって言われてましたが、何となくその意味に気づけたかも。

さて、そんな話はさておきヨタハチです。

DSCF1205.JPG

あまり変化が見られないかもしれませんが・・・(笑。
結構進んでいます。

前回の記事で塗布したプライマーを面だししながら小さな歪みを
取り除き、それ以上のところへはパテを使用し面を整えていきます。

そしてサーフェーサーを塗りました。

工程としては進んでいるのですがー。。
目に見える変化の無さにちょっと楽しみが少ない気がします。

2010/10/27 (Wed)


31)マスクの板金。

本業が少し立て込んでいました。

いつものようにヨタハチも一時的に休止していました。

サーフェーサーまで仕上がっているので、再開しだせばそう塗装までの時間はかからないと思うのですが。

あとは室内側との作業がメインになってきます。防振シートの張替えとプライマー塗布、シーリング.....等など体勢の悪い作業が(笑。

そんな感じでそろそろカーベキューから降ろす準備を始めなくてはというところで、

DSCF1266.JPG

マスクの塗膜剥離と板金。

腐食も少ない上に全体の状態もよく、ヤスリハンマーでパンパンと
ならしていく程度でいいとこ歪みは取れてしまいました。

男前に仕上がりそうな予感です(笑。

2010/11/06 (Sat)


32)防振シート剥離。

今日は良い天気です。
気温は・・まぁ北海道らしい温度ですが、日差しが暖かいので気持ち良い一日です。


さて。
ヨタハチの進行状況です。

DSCF1264.JPG

フロアは交換しているので、剥離の必要はありませんでしたが、センターのトンネル部分とダッシュロア部分を剥がします。

面積もさほどではなく、所々プカプカと浮いていたので甘く考えていましたが、いざ剥がそうと思うと意外としつこいのですね・・・。
熱をかけながらスクレイパーで地道に剥がしていきました。

DSCF1265.JPG

パーテンションパネルから後ろ側も同様に剥離します。
前後共に防振シート下の状態は概ね良好です。

部分的な張替えも手段だと思いますが、補修の痕跡を出来るだけ目立たなくさせる為にも一枚物での張替えがベストかと。

この後、足付けしてプライマー → 足付け → サーフェーサーと進みます。

2010/11/18 (Thu)


33)室内のシーリング

朝晩は結構冷え込みますが、今日も日中は暖かく比較的過ごしやすい日です。
もう11月後半なのですが、こんなに暖かいの日が続くのも珍しいですよねー。
寒がりな私にとっては良いことなのですが、四季がはっきりしないとやはり北海道は何かとよろしくないのでしょうし、、、複雑ですよね。

そんな陽気の中、ヨタハチも塗装前の準備へとちゃくちゃくと進んでいます。

DSCF1352.JPG

タイトル通りの状態です(笑。

プライマーもちゃんと塗布しているのですが、以前の記事の通り全く変わり栄えしないので今回は省略しまして、サーフェーサー後の状態だけで。
シーリングも必要以上に入れないように、パネルの合わせ目に最小限に塗っていきました。

DSCF1356.JPG

フロア廻りはこんな感じです。

元々シーリングが入っていた部分はもちろん入れ替えですが、それ以外、張り替えた継ぎ目や腐食の進行しやすい部分へも薄く引いておきます。

DSCF1364.JPG

外装側はロッカーパネル前部とカウルサイド周辺部分がメインですね。
水が上側から伝わってロッカー内部へ入るようなので、そういった
部分へシールしておけば、経年後の維持も楽になるはずです。
更にロッカー内側も塞ぐ前にしっかりと防錆塗装してありますので、
当分は問題ないはずです。

この後、室内の防振シートを張ります。

2010/11/24 (Wed)


34)バックランプレンズ。

珍しく連日更新(笑。

昨日、記事の中に登場しますヨタハチ乗りのMさんがドライブがてら寄ってくれました。
まぁ月に1回ぐらいはヨタハチの状態を見物に遊びに来てくれるのですが(笑。

そんなご訪問してくれている中で、現在レストア中のヨタハチはバックランプのレンズが割れてて「うちにも在庫無いんだよね~」みたいな話を社長がした事を覚えていてくれたようで。




何と!


作ってもらっちゃいました!!!

DSCF1470.JPG

じゃじゃーん!

私、プラスチック成型の知識は全くないので製作工程もいまいちピンときませんでしたが、仕上がりは感動モノです。
ちゃんとレンズのカットも品番も転写されていますし、純正品と比べてみてもなんら遜色のない出来上がりです。

本当に有難う御座います!!
悩みが一つ解消しました。

Mさんの話によると、成型にも少し時間がかかるので、大量生産はできないようですが、必要な方がいましたら作りますよとの力強いお言葉をいただきました。


年々、ホントに色々な商品がリプロダクト化されていってますよねー。
無い物はどなたかが製作して、みんなで共有してというのが旧車の良い所かと感じます。

中でも、ヨタハチの環境は物凄い恵まれているような気がします。
いずれも少ロットなので、やはり割高にはなってしまいますが、なんと言いますか・・・・
単純に商売と言うよりも、もう少し温かみがある製作への経緯が好きだったりします。


そんな事を思うと製作意欲がまた・・・(笑。

2010/11/25 (Thu)


35)防振シート貼り替え

前回の連日更新から早1ヶ月・・・。
ずっと更新したい・・・更新しなきゃ・・・と思いながら一般の作業をしていました。
年の瀬ということもあって、予想以上に本業が立て込んでいまい、更新そっちのけで
せっせこ働いていました。

しかし。
いい加減に更新しないと・・・ホント進んでるのかという声も聞こえてきそうなので(笑。

前回の続きで防振シートの貼り替えです。

DSCF1401.JPG

室内側。

おおよその型紙を作ってあったので、それに沿いシートをカットして、リブの部分をドライヤーで暖めて延ばし延ばし貼り付けていきます。

一枚物で貼り替えてしまえば、フロアを補修した事すら感じさせられない状態なので、一見では過修を気付けないと思います。
まぁ、やけに防振シートがヘタってないなって思われるかもしれませんが(笑。

DSCF1393.JPG

リア側。

こちらもドライヤーで延ばし延ばしです。
体勢が非常に悪い為、正直文章で書く以上に時間を要しましたが、仕上がった時のこの感じが好きなので、文句もありません(笑。

このシート、走行時の飛び石や車体のビビり音等を軽減する役割りがメイン。
デモカーやショー用、レースカー等では貼られないことが多いので、時折、お客様から、「折角ここまでしたんだから、貼らないでビカビカにしちゃえば?」と指摘される事がありますが、公道車ではやはり飛び石等の音は非常にストレスになるので、しっかり貼る事をオススメします。


次の更新はいつになるのか私事ながら不安・・・(笑。

2010/12/22 (Wed)


36)ヨタハチ アンダーボディ塗装

今年の営業は今日で終わり。
ディーラーも既に休暇に入って、部品の供給も昨日で完全に止まってしまったので、本業の作業はストップです。
何とか年内に終わらせる仕事は終わりましたが、レストア関連の作業が少し遅れてしまい、詰まり気味になっている状態で、、、、何とか時間を作って挽回しなくてはと思っています。

繁忙に伴い、ブログの更新もめっきり減ってしまい、年の最後になって失速してしまう形になってしまいましたが、一応区切りの良い塗装後の状態まで更新する予定ですので、今年もあと1、2回お付き合いください(笑。


それでは、早速。

DSCF1384.JPG

下廻りの耐チッピング塗装後です。

錆や塩害からボディを守る働きと一緒に、この辺りも前回記事で紹介した防振シートと同様に走行時の飛び石や騒音を和らげる働きがあります。

DSCF1391.JPG

トーションバーのホール部分。
元々取り付けられていた物は腐食して使い物にならなかった為、同様の形状で製作。

サンプルがないので純正品の形と違うかもしれませんが・・・。
ご存知の方いましたら教えてください(笑。

これでようやく、
カーベキューから下ろし準備しておいたマスクを取付けて、塗装工程へ進みます。



つづく。

2010/12/29 (Wed)


37)塗装

さて、今年も今日でいよいよ終わりです。

振り返ってみると、色々と出来事の多い年でした。
まぁ、何より驚いたのは社長がタバコをやめた事だったり(笑。

さておき、

今年一年、無事ブログを書き続けられたのも、やはり読んでくれている方々のお陰です。応援有難う御座いました。
来年もまた、更新が少なく・・・いや頑張って書き続けますので(笑
どうぞ宜しくお願い致します。


併せて、ヨタハチの塗装後の画像をUPします。

DSCF1589.JPG

オーナー様の意向により、元の色に塗装です。
今時の色ですが、この手の色はヨタハチにはよく似合います。

台車はシートレールのベースを利用し、ボルトで固定してあります。
ちょうど良い高さがあり下側や陰の辺りも塗りやすかったです。

DSCF1587.JPG

各々工場様でも塗装方法は違うと思いますが、私のところではボディの塗装は、大抵内外1度の塗装で仕上げます。
まぁ、不精なのもありますが(笑、それよりも塗装の繋ぎが出来てしまうのが、何より嫌なので。

室内側は外装を仕上げていく時のミストが馴染みきらず少しボケてしまいますが、元々の塗装もそんな感じですし、正直ほとんど隠れてしまう部分なのでビカビカにする必要性もないと思います。

DSCF1637.JPG

さすがに同時にボルトオン部品も・・・とはいかないので、後日こっちはこっちだけで纏めて塗装です。

この辺も塗り肌や色をそろえる為に、取り付けて塗装する工場様も少なくないと思います。

ボディの塗装と同じようにエア圧、塗り回数、塗りこみを合わせれば問題なく仕上がります。

とは言え、やはりかなり慎重になります。

塗料使用量

【青ヨタ】 カラーベース クリアー
●ボディ 1300g 1200g
●ボルトオン 1200g 1100g


38)組み付け段階

お久しぶりです・・・。

立続けにこんな挨拶から書いていくのもどうかと思うのですが(笑。


ヨタハチも組み付けの段階に突入していまして、ボツボツと進んでいます。
まぁ、一言に組み付けと言っても、前提に各部の点検や必要に応じてO/Hしたり、塗装したりと目立たない作業の連続です。

例えば、

DSCF1967.JPG

燃料タンク。
タンクユニットは固着していたので、O/Hです。
タンクの中も洗浄が必要だったり、もちろん外見も剥離し再塗装です。

DSCF1970.JPG

フェンダーの裏側も防食と静音を目的として耐チッピング塗装を施したり。
表面には塗料を飛ばしたくないので、しっかりマスキング。
地味ではありますが、つい一手間かけてしまいます。

こういった全然目に見えて進んでいかないような地味な作業を繰り返している最中ですが、私にとってはこれも組みつけの一環です。

最後にはきっと大きな成果になるはず・・・。

後日の画像をご期待下さい(笑。


39)ホイールシリンダの組み付け

前回の続きで細かいパーツのO/Hと組み付け風景です。


前に記事にも書きましたが、どの部分も組んでいく過程でO/Hしなくてはいけない部分が必ず
出てきます。

今回はブレーキ部品の一部。

DSCF1986.JPG

ホイールシリンダーはこのような状態でした。
一部固着している程度でしたので使って使えない事はないのですが、安全性に重要な部分なので、この状態のままってわけにはいきません。

ピストンとシリンダーを綺麗にして、カップも新品に取り替えて・・・・

ようやく、

DSCF1992.JPG

組みあがります。

平行して足廻りも塗装していたので、これで、この辺りはほぼ組み上がりです。

2011/02/26 (Sat)


40)サスペンション組み付け

しばらく天気の良い日が続いています。

今年は例年に無く雪が少ないですねー。

このまま雪も降らずに春が来てくれれば嬉しいのですが。


そんな春頃にまでに仕上げる予定のヨタハチ。

DSCF1998.JPG

サスペンションの組み付けが終わりました。

下準備の成果が感じられる、待ちに待った時期です(笑。

DSCF1999.JPG

周辺が少し散らかっていますが(苦笑、

リアはこんな感じです。

そろそろウマを外して、室内とエンジンを載せてという作業にかかるところです。

チンチラ剥がしが憂鬱・・・(笑。

2011/03/05 (Sat)


41)クラッチ周辺とエンジンリニューアル

暫く更新を控えていました。

震災から、約半月が経過しましたが、未だに苦難な状況におかれている方々がおられることを思うと心が苦しくなります。
私のところでは直接的な震災の影響がない地域です。複雑な思いは多々ありますが、普段どおり生活を送れていることに深く感謝しつつ、一日でも早く沢山の笑顔が日本に戻りますように、ひたすらそれだけを祈っている毎日です。


私発信の元気といえば・・・レストア風景です(笑。
まぁ、あいかわらず一部の方しか知らないマニアックな日記ですが・・・いいんです!
一人でもニヤリとしてくれれば万歳です。


いってみましょ!

DSCF2017.JPG

前回でサスペンションは終わりまして、続いては、エンジンとミッションです。

エンジンは分解前の始動点検で良好だったので、O/Hの必要は無しですが、クラッチ周辺だけは降ろしたついでなので分解し点検。

クラッチ板は減りも少なく、クラッチカバーは良好です。

DSCF2013.JPG

ちょっと気になったのがレリーズベアリング。
使用に問題があるほどでは無いと思うのですが、ホント降ろしたついでといいますか、後からこの部分だけとなると結構な手間なので、部品もあることですし今回は画像のように交換をしました。

DSCF2020.JPG

埃やオイルが層になって固着し頑固に汚れていたエンジンも自慢のあらゆる清掃技術(爆)を駆使し、リニューアルしました!


次回いよいよ搭載されます。

2011/03/31 (Thu)


42)ヨタハチ完成!

先日のケンメリの完成に引き続きヨタハチも完成し、昨日納車となりました!
ケンメリ同様、長らくお待ちいただけた事に本当に感謝しております。

それでは早速、ヨタハチの完成画像を公開していきます!

今更、画像について説明するほどでもないかと思うので、画像のみの掲載ということで。
サイズの都合上、2枚一組の画像に編集しました。
横長なのでスクロールが少し面倒ですが、お許しください。

と、大雑把ですがこういった感じです(笑。

もう少し細かな部分も掲載したかったのですが、あれこれキリがなくなってしまいます。
仕上がりの紹介ということで今回は全体的に写った画像を使用しました。



おまけに。

  • DSCF2383.JPG
  • 納車前の記念に、我が家のヨタハチと一緒にパチリ。

    どちらも純正色に沿ってはいますが、今風の色合いです(笑。

    さて。
    次のレストアが控えています。

    既に数ヶ月お待ちいただいているので・・・・こちらも頑張らねば・・・・。

    変化がありましたらまたUPします。

    2011/05/16 (Mon)